補聴器の使い方・メンテナンス

  1. 補聴器について知る【使い方・メンテナンス】

補聴器の使い方

初めてお使いいただく方へ

初めて補聴器を使う場合、ほとんどの方が、すぐにある程度の効果を自覚できます。しかし、本来の効果が発揮され、慣れるのには、3ヶ月から4ヶ月かかると言われています。
また、「聞こえ」の程度により個人差があり、一人ひとり異なります。

使い始めるときの3原則
  • ●短時間から長時間へ
  • ●小さい音から大きな音へ
  • ●静かなところからうるさい所へ
あせらず、ゆっくり。

補聴器に慣れるための練習方法

補聴器に慣れないうちは、補聴器の音を必要以上に大きくすると、疲れることがあります。
今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになりますが、必要な音と不必要な音をうまく分別することができず、全てを意識してしまうからです。
慣れてくると次第に不必要な雑音は気にならなくなります。
下記のステップで補聴器の音に慣れていただくことをおすすめします。

    • ●声に出して新聞を読む
    • ●静かな居間などで2人で話す
    • ●テレビのニュースを聞く
    • ●電話の音や洗濯機、エアコンなどの日常生活の音を聞く
    • ●数人との会話をする
    • ●買い物や散歩に出かける
    • ●映画、芝居、演劇などを見に行く
    • ●屋外の騒がしい場所で試す
  • 以上の手順を踏まえても、補聴器を違和感無く自分の体の一部として使えるようになるまでには、個人差はありますが、時間が必要です。
    また、慣れないうちに補聴器を長い時間使うと疲れたり、体調を崩してしまう事があります。
    その時には無理せず補聴器を外して、体調が回復するまで使用は控えましょう。

電話で使用する際の注意点

電話は相手の顔の表情が見えず、会話が聞き取りにくい場合があるので、静かなところで電話しましょう。
補聴器をつけて電話する場合は、補聴器のマイクから2~3cm程の距離に受話器を近づけなければ、電話からの音声が聞こえません。
軽度の方は、装用せず裸耳に受話器を密着させて方が聞きやすい場合があります。

タイプ別の注意点

耳あな型補聴器の場合

受話器を普通に耳にあててご使用ください。
もし、ピーピーというハウリングが起きる場合は、受話器の向きを変えるなどしてください。

耳かけ型補聴器の場合

耳かけ型補聴器の場合は、普通に耳にあてても音が補聴器に入らないので、よく聞こえません。
補聴器の上部にマイクがありますので、この部分に受話器を上にずらして近づけるようにしましょう。

ポケット型補聴器の場合

補聴器を受話器の近くに持っていき、マイクに近づけるようにしましょう。
受話器を逆手に持つなど、少し工夫が必要です。

補聴器のメンテナンス

お手入れ方法について

「聞こえ」が悪くなる原因は、音の出る孔に耳アカが詰まっている場合がほどんどです。
日ごろのこまめなお手入れで、補聴器を長く、快適に使用できます。
補聴器の寿命は、一般的に5年と言われていて、この5年の寿命が日ごろのメンテナンスによって、長くもなり短くもなります。
水、汚れ、衝撃、高温、冷気に弱いですので、お手入れの基本は、乾いた布で拭き、乾燥ケースに入れて保管するということです。
また、店舗での定期的な点検・クリーニングをおすすめします。
下記のお手入れは、店舗でも随時行いますので、お気軽にご依頼ください。

タイプ別のお手入れ方法

耳あな型補聴器の場合

●マイク部分の耳アカや汚れを点検し、除去してください。
●「聞こえ」が不安定なときは、電池にシールの糊が付着して、接触不良をおこしていないか点検してください。
●冬場など、音孔部分に結露が生じた場合は、乾燥剤等で補乾燥させ水分を除去してください。

耳かけ型補聴器の場合

●イヤモールドや耳せんに耳アカや汚れを点検し、除去してください。
●耳にかける部分の根元の汚れをアルコール等を浸した綿等で除去してください。
●冬場など、音を耳に伝えるチューブに結露が生じた場合は、水分を除去してください。
●夏場は、汗が補聴器に付着して、故障が多くなります。やわらかい布などでこまめにふき取ってください。

ポケット型補聴器の場合

●イヤモールドや耳せんに耳アカや汚れを点検し、除去してください。
●本体のマイク部分のホコリや汚れを点検し、除去してください。
●コードのねじれ、断線がないか点検してください。
また、コードを曲げたり、強く引っ張ったりしないでください。

保管方法について

補聴器は小さな精密器械ですので、基本的には店舗にて、お手入れやクリーニングをしてもらうことをお勧めします。
補聴器を使用していないときは、専用の乾燥ケースに保管することが基本です。乾燥ケースに入れるときは、電池は本体から取り出して、本体の電池収納を解放して、補聴器の中まで通気する状態で入れ、乾燥ケースのキャップをしっかりと締めてください。