メガネが曇らないマスクの付け方やレンズの曇り予防方法

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メガネが曇らないマスクの付け方やレンズの曇り予防方法
マスクが欠かせない今の時期、メガネ愛用者を悩ませているのが「マスク着用時のメガネの曇り」。メガネのレンズが曇ってしまう原因はさまざまですが、マスクの付け方を工夫したり、アイテムを活用したりすることで、簡単にメガネの曇りを防止できます。本記事では、マスクを付けてもメガネが曇らない方法や、おすすめのグッズを紹介します。

マスクの装着でメガネが曇る原因とは?

メガネの曇りを防ぐためには、まずメガネが曇る原因を理解することが大切です。主な原因を3つ解説します。

1:水蒸気による結露

マスクを付けるとどうしても顔との間に少しの隙間ができてしまい、その状態で呼吸をすると隙間から息が漏れることが多いです。外気温と息の温度差が大きいと、呼吸によって吐き出された息に含まれる水蒸気が冷えて水滴になります。その水滴がメガネに付着して結露することで、レンズが曇ってしまうのです。

2:レンズに付着した油分

水分に加えて油分もメガネが曇る原因の1つ。顔や体から出る汗や皮脂はもちろん、まつ毛の先に付いた油分でもレンズが曇ってしまいます。

その他、料理中に飛んでくる油や、メガネの付け外しの際に指がレンズに触れることでも油分が付きます。これらの油分も曇りの原因につながることもあるので、メガネの扱い方には十分な注意が必要です。

3:コーティングの剥がれ

コーティングが施されたレンズを使っている場合、長期間使うことによってコーティングが剥がれる恐れがあります。レンズ表面のコーティングは薄いため、誤ったケアが原因でコーティングが剥がれてしまうことも。

もしコーティングが剥がれてしまったことによってメガネが曇る時は、レンズそのものを交換しなければ改善されない場合もあります。レンズを拭いても曇りが改善されなければ、メガネを購入したお店に持って行って相談してみると良いでしょう。

メガネが曇らないマスクの付け方と予防法

メガネが曇らないマスクの付け方

マスクの付け方次第でメガネのレンズの曇りを軽減できます。マスクの上の部分を1回ほど内側に折り込むことで、顔とマスクの間にできる隙間が減ります。折ることで上に出て行く息の量が少なくなり、メガネが曇りにくくなる仕組みです。

マスクを折り曲げる代わりに、マスクの上部に折りたたんだティッシュをセットしても同様の効果が得られます。まずマスクの大きさに合わせてティッシュを折ります。この時、マスク上部の長さとティッシュの横幅の長さが同じになるように注意しましょう。長さを揃えなければ、顔とマスクの隙間を埋められません。

後は、折りたたんだティッシュをマスク上部のラインに合わせて添えて、マスクを付けるだけで完成です。このように、ティッシュをセットすることでもマスクと顔の間を簡単に埋められます。もしティッシュにメイクなどの汚れが付いて気になる場合は、定期的にティッシュを交換すると良いでしょう。

曇らないマスクを使う

鼻が当たる部分にパッドやフィルターが付いているタイプのマスクもあります。パッドやフィルターによって、マスクと顔の間にできた隙間が埋められて曇りにくくなります。

マスク1枚あたりの値段は、普通の使い捨てマスクと比較すると加工されている分割高です。しかし、加工されたマスクであれば、手を加える必要がなく、マスクを付けるだけで隙間を埋められるので便利に感じるはず。マスク加工に手間をかけたくない人には、加工済みマスクの使用がおすすめです。

曇らないメガネ・レンズを使う

メガネと顔の間の隙間を軽減させる形のフレームや、防曇加工がされているレンズがあります。このような曇りにくい加工がしてある眼鏡を使う方法もおすすめです。

もしレンズを加工したい場合は、曇り止め防止の加工が可能かどうか、メガネの購入店で一度聞いてみると良いでしょう。

曇り防止アイテムを活用する

メガネを曇りにくくするため、クロスやスプレーなど、さまざまな便利グッズが販売されています。これらは一度使えば一定時間効果が持続するので、大変便利。ドラッグストアなどでも購入でき、使い方も簡単なのでお手軽に利用できます。

アイガンのおすすめ曇り防止グッズ

メガネのアイガンにも、メガネのレンズを曇りにくくするグッズが揃っています。なかでもおすすめの2点を紹介します。

DEFO GUARD Ⅲ(強力くもり止めクロス)

メガネのレンズ用クロス。レンズに息を吹きかけてクロスでさっと拭くだけで、長時間曇り防止効果が持続します。1枚で約300回も使用できるのでコスパも◎。もし、曇り止め防止効果が無くなったとしても、普通の眼鏡拭きとしても使用できるので、かなりコスパが良いアイテムだと言えるでしょう。

価格990円(税込)

くり返し使える メガネのくもり止めクロス

持ち運びに便利なコンパクトタイプの曇り止めクロスです。レンズを拭くことでメガネの曇りを防止してくれるのはもちろん、レンズに付いた汚れも取れるので一石二鳥。

約115×75mmサイズのクロスが3枚セットで入っており、1枚当たり約25回の使用が可能です。また、普通のメガネ以外にもパソコン用・花粉対策用のメガネにも対応しています。

価格418円(税込)

マスク装着時の耳痛を解消する方法

マスク装着時に気になるのはメガネの曇りだけではありません。長時間マスクを付けていると、耳が痛くなるという人も多いのではないでしょうか。最後に、マスクを付けた時の耳痛を解消する方法を紹介します。

耳かけ紐が太めのマスクを使う

マスクのゴム紐は丸紐タイプや平紐タイプがありますが、耳痛が起こりにくいのは平紐です。なかでも、太めの平紐がおすすめ。耳に引っかかる部分が太ければ太いほど、ゴムの引っ張る力が分散されるため、耳に負担がかかりにくくなります。

耳かけ紐を耳にかけずに使う


ゴム紐を耳にかけずにマスクを付ける方法もあります。両方のゴム紐同士を、首のうしろや後頭部でクリップを使ってつなげる方法です。これなら紐が耳に直接触れることもないので、耳の痛みを気にすることなくマスクを付けられるでしょう。

身近にある物でマスクのゴム紐をつなげるなら、文房具の紙用クリップが使えます。最近では専用のクリップが販売されているので、もし見た目や使い勝手が気になるなら、専用クリップを活用するのも良いでしょう。

また、メガネのアイガンで取り扱っている「メガロック」というアイテムも耳痛の解消に役立ちます。この商品は、眼鏡のズレ落ちを防止する便利グッズとして販売されていますが、耳痛防止グッズとしても代用できます。

メガロックを通常の付け方とは上下逆(上向き)に付けると、ちょうどそこにマスクを引っかけられます。耳にマスクの紐が触れないので、耳の痛みを気にせずにマスクを付けられるでしょう。

価格1ペア660円(税込)

曇り知らずのメガネでマスク生活を快適に

マスクとメガネの両方を付けていると、どうしてもメガネが曇ってしまい、それをストレスに感じている人も少なくありません。しかし、マスクのかけ方やアイテムの使い方1つで、その悩みから解放されます。本記事で紹介した方法をうまく取り入れて、快適なマスク生活を送りましょう。