セルフレームメガネとは?メタルフレームとの違いやメンテナンス方法を紹介

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セルフレームメガネとは?メタルフレームとの違いやメンテナンス方法を紹介
セルフレームとはプラスチック製のメガネフレームのこと。頑丈で傷が付きにくくデザインが豊富なので、用途や好みに合わせてフレームを選べる点が魅力です。本記事では、セルフレームの特徴やメリット・デメリットを解説するとともに、長持ちさせるためのメンテナンス法を紹介します。

セルフレームとは

プラスチック製のメガネフレームであるセルフレーム。まずは、セルフレームの特徴とメタルフレームとの違いについて紹介します。

セルフレームの特徴

メガネのフレームはセルフレームとメタルフレームの2種類あり、そのうちセルフレームはプラスチック製のフレームを指します。セルフレームには、セルロイドやアセテートという素材が多く使われており、最近作られているメガネはアセテートの素材の物がほとんどです。

セルフレームの寿命は、メタルフレームに比べて短いと言われています。

メタルフレームとの主な違い

両者の決定的な違いは素材。セルフレームがプラスチック素材であるのに対し、メタルフレームは金属素材です。メタルフレームはチタン・チタン合金が使われており、弾力性と錆びにくさに優れています。そしてメタルフレームの方が寿命は長く、価格が高いです。

また、メタルフレームはフレームとレンズとをネジで留めてあるものが多いですが、セルフレームはネジがないものが一般的です。

セルフレームのメリット

たくさんの魅力を兼ね備えている、人気のセルフレーム。まずはセルフレームのメリットから押さえてみましょう。

フレームが頑丈

セルフレームの最大のメリットは、丈夫で壊れにくい点です。

素材として主流のアセテートは、やわらかく粘り気のある素材。衝撃に耐えられるので、多少雑に扱ってもメガネが歪みにくい、という特徴があります。

また、表面に傷が付きにくいため、長い間美しいツヤをキープできる点も魅力的です。

デザインが豊富

1回あたりの生産量が少ない小ロット生産が可能なため、デザイン・カラーともに豊富。また、加工しやすいので、フレームを変形させたり着色したりもできます。

それ以外にも、フレームに直接石を埋め込むなどの装飾もできるので、いろいろなバリエーションを楽しめるでしょう。

価格が比較的安い

生産にコストがかからないため、安い値段で供給できるのもメリットの1つです。高価なメガネだと破損した際の負担が大きいですが、価格の安いセルフレームであれば、万が一壊れたとしても手軽に買い替えられます。

金属アレルギーの人でも使える

金属アレルギーの人は、金属製のメガネをかけるとアレルギー反応が出ることがあります。しかし、プラスチック製のセルフレームであれば金属が使われていないことが多いため、金属アレルギーの人でも安心して使えるでしょう。

セルフレームのデメリット

セルフレームのメガネには、多くのメリットがある一方でデメリットもあります。購入する際には、以下のデメリットについてもしっかり理解しておきましょう。

フレームに柔軟性がなく太く重い

主な素材であるアセテート自体はやわらかいのですが、フレームは柔軟性に欠けます。そのため、自分の顔にフィットしないフレームを長時間着けていると、疲れを感じたり、場合によっては徐々に痛みを感じたりすることもあるでしょう。

また、セルフレームの特徴の1つであるフレームの頑丈さを満たすためには、ある程度の太さが必要。フレームを太くすれば太くするほど重さが出てくるため、かけ心地にも影響します。

初めは違和感がなくかけられていても、ずっとかけていると重さを感じ、耳や鼻の負担になることもあるかもしれません。

そのためセルフレームを購入する際は、重くないか・痛くないか・自分の顔にしっかりとフィットするかを確認しながら、入念にフィッティングすることが大切です。

劣化が早い

セルフレームの寿命は比較的短く、2~3年と言われています。プラスチックに汚れが付いたり、長期間の使用で化学反応が起こって変色したりするため劣化が早いです。

頑丈なフレームではありますが、使用しているうちにフレームが折れる、形が崩れることあります。メガネ本体の価格が安く、修理をするとかえって高くなる場合があるので、寿命が来る頃に定期的に買い替えた方が経済的です。

ただし、上記の寿命はあくまで目安であり、使い方やケアの仕方によってはもう少し長く使える場合もあります。

メガネのアイガンおすすめのセルフレームメガネ

メガネのアイガンには、年齢や性別を問わず使えるセルフレームのメガネが豊富です。ここでは、アイガンでおすすめのメガネを紹介します。

abx 011【RELAX WIDE】

アセテート素材とメタル素材とが融合したメガネ。フレーム部分がアセテート、テンプル部分がチタン製です。フレームが太く、かつ横幅がしっかりとあるタイプなので、クールでスタイリッシュな印象に仕上がります。

また、顔幅が広めの人でも安心してかけられるワイドタイプで、鼻の高さ・幅に合わせて微調整も可能です。

カラー:ブラック・クリアGR・BRササ
値段:27,500円(税込)

kohoro KH-2102

素材が超薄型アセテートフレームなので、セルフレームの中でも軽くて薄いメガネです。鼻当て部分は細かい微調整が可能で、鼻の形にフィットする作りです。

なじみやすいデザインなので、年齢・性別も問いません。

カラー:ブラウン系3種類
値段:13,200円(税込)

BE WITH

フレーム・テンプルともにアセテート樹脂を使用しているメガネです。アセテート樹脂とは、植物繊維にカラーを施して固められた樹脂のこと。色合いやツヤ感に特徴があり、塗装やプリントが施されたメガネとは違う風合いを感じられます。

カラー:ブラック・ブラウン他、計5種類
値段:5,280円(税込)

セルフレームのメンテナンス法

寿命が比較的短いとされているセルフレームですが、メンテンナンスをしっかり行うことで、通常よりも長く使えることもあります。長持ちさせるためのメンテナンス方法を見ていきましょう。

鼻パッドを定期的に調整する

メガネのフィット感を左右するのが鼻パッド。使い続けているうちに、鼻パッドの角度がズレてくるため、フィットしなくなったり痛みを感じたりするようになります。

定期的に鼻パッドを調整すれば、かけ心地が良くなり、さらにはフレーム自体を長持ちさせることにもつながるでしょう。

軽い汚れは水洗いで落とす

フレームに付いたファンデーションや皮脂などの汚れをそのままにしておくと、化学反応を起こして白くなることがあります。そのため定期的に汚れを取ることが大切です。

汚れを取る際は、まず表面に付いた汚れを水で洗い流しましょう。この工程をしっかりと行うことで、傷の原因にもなる埃などが落とせます。

洗い終わったら自然乾燥はせず、すぐに拭くこと。濡れたままにしておくと、フレームの内部が錆びるなどの劣化の原因になりかねません。

この際、メガネ用のやわらかい布で拭くのが一番良いですが、もしなければティッシュでも代用可能です。ただし、強くこすりすぎないように注意します。

もし、水洗いだけでは落とせないような汚れがある場合は、メガネ専用のクリーナーを使うのがおすすめです。

汚れがひどい時には店舗に持ち込む

自分で取れないような汚れは、迷わずメガネ屋さんに持ち込みましょう。磨き直しなどをしてくれることもあるので、メガネがピカピカに仕上がります。

セルフレームの特徴を理解してメガネを愛用しよう

プラスチック製のセルフレームは、傷つきにくく頑丈なのが特徴。その一方で汚れやすい・寿命が短いなどの懸念点もありますが、普段のメンテンナンスをしっかりすることでカバーできます。セルフレームの特徴を理解した上で、自分に合うメガネを見つけてみましょう。