「国際メガネ展(iOFT2022)」潜入レポート!企業ブースの注目アイテムを紹介

share
「国際メガネ展(iOFT2022)」潜入レポート!企業ブースの注目アイテムを紹介
2022年10月18日~20日、東京ビッグサイトにて日本最大のメガネ専門の展示会「第35回 国際メガネ展(iOFT2022)」が開催されました。この記事では、 「国際メガネ展(iOFT2022)」の注目ポイントや企業ブースでの様子を紹介します。

「国際メガネ展 iOFT」とは?

「国際メガネ展 iOFT(※)」とは、最新のメガネやアイウェア、メガネ関連製品が世界中から集まる日本最大のメガネ専門の展示会のこと。製品の展示に加え、最新のアイウェアトレンドがわかる「日本メガネ大賞」や、メガネ業界の最新動向や他業界の成功事例などを紹介する「iOFT セミナー」など、イベントも充実した展示会です。

メガネに関する仕入れや情報収集のため、全国のメガネ店やセレクトショップの経営者、仕入責任者、商品部の担当者が来場します。(※本展は商談展のため、一般の方のご入場はできません。)

2022年10月18日~20日には、35周年の節目を迎える「第35回 国際メガネ展(iOFT2022)」が東京ビッグサイトで開催され、世界12ヵ国、230社の最新メガネ・サングラスが展示されました。

「国際メガネ展(iOFT2022)」の注目ポイント

注目ポイント① 世界最高峰の品質を誇る日本のメガネ

世界最高水準の技術で作られる「Made in Japan」「鯖江 品質」のメガネに注目。彫金ミル打ちを施した美しいフレーム、インクジェット印刷で繊細な模様を施したフレームなど、最高峰の技術を集結した製品が展示されました。

注目ポイント② 世界12ヵ国の最新メガネ

欧米やアジアなど、世界12ヵ国より集まる最新メガネ、関連製品にも注目です。1872年創業のフランスメガネメーカー「TRACTION」からはコンビネーションフレームのメガネ、「サンリーブ」からは環境にやさしいメガネクロスが展示されました。

注目ポイント③ 第26回 日本メガネ大賞 2023

「日本メガネ大賞」とは、国内外より集まったメガネやサングラスのなかから、最も優れている製品を表彰するデザインアワード。デザイン、テクノロジーの2つの部門があり、それぞれグランプリと入賞製品を発表します。

今年は、デザイン部門ではマルマンオプティカル株式会社「チタノス×ファクトリー900 MF001」、テクノロジー部門では株式会社サンリーブ「マサキ マツシマ D3 MF3D-101」がグランプリに輝きました。

注目ポイント④ サステナブル アイウェア 展示ギャラリー

世界で注目されている「サステナブル」に配慮したメガネを展示するブースも設置。サステナブルな素材を使用したフレーム、SDGsに基づき作られたアイウェア、環境に配慮した製造法で作られた製品など、バラエティに富んだ製品が並びました。

「国際メガネ展(iOFT2022)」の企業ブース紹介

ここからは「国際メガネ展(iOFT2022)」の企業ブースの様子を紹介します。各メーカーの特徴、新商品や注目商品をみていきましょう。

フジイオプチカル

メガネの聖地である鯖江にて、創業70年をこえるフジイオプチカル。βチタンを使用したフレーム製造に特化したメーカーです。「お客さまにβチタンならではのかけ心地と壊れにくさをお届けしたい」というこだわりから、通常は外注されることの多い「部品加工」なども自社で行っています。

メガネフレームというのは完成までに多くの工程がありますが、主に分業制となっているそう。そんな中、デザイン・企画・設計から材料・部品準備、さらには加工や検査、組み立てまでを自社で一貫しておこなうことのできるメーカーは、日本国内でも数えるほどだとか!そんなメガネフレームのスペシャリストともいえる、フジイオプチカルならではのこだわりの製品が並んでいました。

フジイオプチカルの注目製品は、ふわっと軽いかけ心地が特徴。強度とバネ性に優れているβチタンの中でも、不純物が少なくもっとも高価なDAT51というバージン材のみを使用して作られているため、曲げや引っ張りにとにかく強い!

メガネとは思えない曲がり方を見て、取材班一同も驚き。メガネのかけ外しなどで曲がりやすいテンプルも、丈夫なβチタンなら安心です。

ハグオザワ

ハグ・オザワは、雲のように自由な発想で企画されたウルテム樹脂製フレーム「EYEs CLOUD」をはじめとするオリジナルブランドのメガネの開発・販売をするメーカー。「国際メガネ展(iOFT2022)」では、新ブランドを2つ発表しました。

1つ目は、低価格帯で購入できる女性向けメガネ「LASHISA」。女性が考案したメガネで、20~30代の女性をターゲットとしています。上目遣いをイメージしたデザインになっているそう。

繊細なフレームで上品なデザイン。キュートやフェミニンなどなりたい顔の雰囲気によってカラーや形が選べます。こぶりなサイズのフレームや落ち着いたカラーなど、バリエーションも豊富で、年代問わずお気に入りの1着を見つけることができそうです。

2つ目は、アウトドア用アイグラス「PEAK MOUNTAIN」。昨今のアウトドア需要の高まりを見越して立ち上げた新ブランドです。

こちらのブースでは、「PEAK MOUNTAIN」の開発に関わったスタッフの私物であるアウトドアグッズもディスプレイとして展示されていました。「アウトドア好きの開発したアウトドア用アイグラス」、説得力がありますね!

メンズ用のマグネット式のサングラスなども展開。簡単にメガネとサングラスの切り替えができます。

また、持ち運びに便利な折りたたみサングラスも登場。アウトドアで使用することを考え、柔軟性があるフレームと、植物由来の成分を使った点がこだわりです。

エクセル眼鏡

エクセル眼鏡は、チタンフレームやコンビフレーム、機能性フレームなど、さまざまなメガネフレームを製造するメーカーです。

こちらはブースを華やかに彩る、ディスプレイ。変わったディスプレイだな、と思ってはいたものの、「これはメガネを作る際に出たチタンの廃材を再利用して作ったんです」と説明を受けてビックリ。確かにメガネの型抜きをしたような跡が見られます。

エクセル眼鏡のおすすめは「mamuse」。一人の女性デザイナーが形からカラーに至るまでを自由な発想で生み出しているブランド。絶妙なカラーバリエーションが取り揃えられており、まるでジュエリーのような繊細な色合いは、その中から自分好みのものを見つけ出す楽しみも。

ブースもセンス良くディスプレイされており、見ているだけで心がうきうきしてくるような空間に演出されていました。

「m-8015」は「日本メガネ大賞2021 レディース部門」のグランプリにも輝いています。

注目なのは「m-8027」という新商品。これまではパール感の強いアイウェアがトレンドでしたが、来期はトーンを落としたものがトレンドと予想し、落ち着いたカラーに仕上げています。2023年の1月に発売予定です。

男性向けブランド「MAXIS」からは「MXU-219」が新登場。少しチャレンジングなデザインは、スタイリッシュな男性にぴったりです。

AXE

AXEは、サングラスやウィンタースポーツで活躍するゴーグル、アイケア用品などを取り扱うメーカー。

注目商品は「ドライアイ対策加湿グラス アイキュア」。ブルーライトカット、目の乾燥のケア、花粉対策などに役立つ「毎日のセルフケア」をコンセプトに開発されたメガネです。展示会では新色のボルドーを展示していました。

ヨロイ部(リムとテンプルのつなぎ目あたりのパーツ)の保水ポケットに、付属の保水シートをセッティングでき、ドライアイを緩和します。花粉の季節は、サイドガードが花粉の侵入を防いでくれるのも嬉しいポイント。サイドガードは取り外しでき、ノーズパットに付け替えることでメガネに切り替え可能です。

こちらの「ドライアイ対策加湿グラス アイキュア」は、メガネのアイガンでも取り扱っています。

「ドライアイ対策加湿グラス アイキュア」は子ども用もあります。昨今は、子どもがスマホやタブレットなどを見る機会が多く、大人が気づかないうちにドライアイの症状が出ていることも。子どもの目を守るためにも、目の乾燥ケアとして取り入れると良いかもしれません。

歯を守るための「毎日のハミガキの大切さ」は広く周知されていますが、これからは「目のケア」も当たり前になっていくかもしれませんね。

サンニシムラ

サンニシムラは、メガネの工具や機器、アクセサリーの製造や販売、店舗向け機器のメンテナンスなどを行うメーカーです。

メガネの工具を取り扱って110年のメーカーだけあって、ブースにはさまざまな種類の工具が並んでいました。日本のメガネ店で使用される工具のうち、なんと約90%以上のシェアを誇るサンニシムラ。国家検定資格である「眼鏡作成技能士」の実技試験でも、サンニシムラの工具が公式な工具として認定の上、使用されています。

ブースに並べられた工具はまさに圧巻!工具マニアにはたまらない空間になっていました。

また、サンニシムラの看板製品である「フレームヒーター」も展示されていました。こちらの製品は、メガネの加工・調整を行うための機器。ヒーターでメガネのフレームを温めてやわらかくすることで、フレームに負担をかけずにテンプルを曲げて調整したり、レンズをはめ込んだりできます。業務用製品として展開しており、こちらも多くのメガネ店で利用されています。

鼻パッドの種類も豊富で、すべりにくいもの、肌あたりの良いもの、形状記憶のものなど、さまざまなタイプの鼻パッドが並んでおり、まるで鼻パッドの博覧会のよう。こんなにも多種多様な鼻パッドを一度に見られることは後にも先にもなさそうです。

なかでも注目したいのが、トウモロコシを原料に作られた鼻パッド。金属アレルギーや肌が敏感な方に適した製品です。

メガネ店により取り扱いは異なりますが、気になる製品がある場合は一度問い合わせてみるのもありかもしれません。

パール

パールは、メガネの関連商品の開発・製造・販売を担うメーカー。メガネ拭きやメガネケース、メガネに取りつけるチェーンなどの販売を行っています。

今回は、サステナブルに配慮した商品を展示。リサイクル繊維を80%使用したメガネ拭き、植物由来成分を配合したメガネクリーナー、再生ポリエステル生地のメガネケースなど、環境にやさしい製品が並んでいました。

その他、メガネのズレ落ちを防ぐスポーツバンドや、豊富な種類のメガネチェーンも展示されていました。メガネチェーンに関しては数えきれないぐらいの種類が…普段メガネ店でもあまり気にして見たことがなかったのですが、ちょっとしたプレゼントにもよさそうです。

コロナ禍の接客に活躍する、よく店舗で目にするメガネトレーも展示されています。こちらは光触媒加工のメガネトレー。光があたると触媒作用で有機物を分解するため、汚れやニオイの除去、抗菌作用が期待できます。

最新のメガネや関連製品をチェックしよう!

最新のメガネや関連製品が集まる「国際メガネ展 iOFT」。今回紹介した製品は、メガネのアイガン公式オンラインショップでもお取り寄せが可能です。もし気になる製品がありましたら、お問い合わせフォームよりご相談ください。

※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーン・在籍店舗などは掲載日時点での情報です。