まずは、メガネの寿命について解説します。レンズとフレームでは寿命が異なるため、それぞれの目安を確認しましょう。

レンズの寿命は、平均約2～4年。日常的な使用で蓄積された紫外線ダメージや、細かな傷などがレンズの劣化につながります。劣化が進むとメガネの視力補正機能が低下し、見え方に支障をきたすようになる可能性があります。

フレームは、素材によって寿命が変わります。プラスチック製は約2年ですが、高い耐久性を備えた金属製の場合、手入れによっては約10年使用できるケースも珍しくありません。

肌に直接触れるフレームは、皮脂汚れの付着によって劣化しやすい部位です。使っているうちに、メッキなどのコーティング加工が剥がれることがあります。また、使用中にフレームの幅が広がったり、歪んだりして変形した場合も寿命に影響を与えるでしょう。

次に、メガネの買い替えを検討すべきタイミングを紹介します。メガネの状態や機能に不具合がないかチェックし、買い替え時期を確認しましょう。

レンズは、表面のコーティングが剥がれたり、ひび割れたりしたら買い替えのタイミングです。一般的に幅広く使用されているプラスチックレンズは、2年ほどでコーティングが剥がれやすくなります。白い紙の上にレンズを置き、黄色っぽく変色していたら買い替え時期が訪れたサインです。

また、視力が変わって度数が合わなくなった場合も買い替えを検討しましょう。定期的に視力を計測し、度数をチェックするのがおすすめです。フレームが寿命を迎えていないのであれば、レンズのみの買い替えもできます。レンズ交換のタイミングを詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

フレームは、パーツが変色してきたら買い替えの時期です。具体的には、鼻当てや先セル（テンプル先端の耳にかける部分で、モダンとも呼ぶ）を確認してください。

皮脂や化粧品、整髪料などがフレームのパーツに付着すると、徐々に白っぽく濁って変色が発生します。素材自体が変化しているため、洗っても変色部分は元通りになりません。メッキなどのフレームコーティングが剥がれてきたときも買い替えのタイミングです。

普段の扱い方で、メガネの寿命は変わります。現在使用しているメガネに愛着があり、できる限り長く使いたいと考えている人も多いでしょう。ここからは、メガネを長く使うコツをパーツ別に解説します。

手の皮脂や指紋が付着するのを防ぐため、レンズには直接触れないようにします。レンズの汚れは、拭いても取れずに残ってしまう場合も少なくありません。レンズの扱い方には、日頃から気を付ける必要があります。

レンズに汚れがついた状態で乾拭きしないようにするのもポイントです。乾拭き用の生地とレンズの間に挟まった汚れが表面を傷つける恐れがあります。

レンズをきれいにしたいときは、先に水洗いで汚れを落としましょう。レンズにダメージを与える高温のお湯は避け、必ず水を使ってください。洗った後、濡れたまま放置するとコーティングに悪影響を与えるので、早めに拭くのも忘れずに。

なお、レンズは高温に弱く、60度ほどで変形し始めます。プラスチックレンズは高温で膨張する一方で、コーティングは膨張に対応できないため、ひび割れが発生する原因になります。室温・気温の他、火を扱う料理中やドライヤーなど、熱気・熱風を浴びやすいシーンにも注意を払うことが大切です。

フレームを長持ちさせたいときは、正しいメガネのかけ方や外し方を意識し、優しく扱うのがコツです。メガネを持つ際には、必ず片手ではなく両手を使いましょう。片手でかけ外しを繰り返すと、メガネの一部に力が偏ったり、かけ外しがスムーズにいかず力を込めたりすることで歪みの原因になる場合があります。

加えて、メガネを置きっぱなしにしないことも大切。メガネをむき出しの状態で置いておくと、ゴミや汚れが付着したり、誤って下敷きにしたりしてダメージを受ける可能性が高まります。使わないときは、メガネケースにしまう習慣をつけておくと安心です。

この他に「メガネをかけたまま寝る」「メガネを頭の上にかける」といったこともメガネに圧力をかけ、歪みの原因になるため避けてください。

最後に、愛眼のおすすめメガネを紹介します。「メガネをかけたまま寝ることが多い」「フレームの歪みが心配」など、メガネユーザーの悩みを解決できるメガネをピックアップしました。ぜひ、お気に入りのメガネを見つけてみてください。

航空宇宙産業を始め、さまざまな業界で利用されているベータチタンをフレームに使ったメガネです。ベータチタン特有の耐久性とバネ性によるしなやかさを活かし、壊れにくいメガネを実現。また、軽量で快適なかけ心地も提供します。

機能面が優れているだけではなく、こだわり抜かれたおしゃれなデザインも本商品の魅力です。レトロな雰囲気で、ファッションのアクセントとしても活躍するでしょう。なお、smart fitはClassic Design以外のラインも揃っているため、自分好みのデザインを探してみてはいかがでしょうか。

価格：¥23,900（税込）

続・ねころりんは、布団の中で本を読んだりスマホを見たりして、メガネをかけたまま寝落ちすることが多い人におすすめのメガネです。寝ながら着用することを想定し、弾力性・復元力の高い素材を採用しています。かけたまま寝た場合もメガネへのダメージを受け流し、悪影響を与えるのを防げるでしょう。

猫をモチーフにした愛らしいデザインも人気のポイントです。「くろねこ」「とらねこ」「みけねこ」など、猫の種類によって異なるデザインが揃っており、選ぶのが楽しくなります。さらに、先セルには猫の手のようなデザインを施し、プニプニやわらかい肉球まで再現。猫好きの心をくすぐるこだわりがたくさん詰まっています。

価格：¥9,900（税込）

メガネの寿命や買い替えの時期は、パーツごとに目安があります。ただし、寿命を伸ばすコツを意識してメガネを使えば、平均よりも長持ちする可能性が高まるでしょう。また、歪みにくく丈夫なメガネを選んで使用中のダメージを減らすのも1つの方法。お気に入りのメガネをできる限り長く愛用するために、メガネの扱い方や選び方にこだわってみませんか。

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