サングラスのレンズ交換で知っておくべきフレームとレンズの種類

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サングラスのレンズ交換で知っておくべきフレームとレンズの種類
お気に入りのサングラスのレンズに傷がついたからレンズだけ交換したい。そんなとき、フレームの形状や材質によって眼鏡屋さんに持ち込んでも交換してもらえないことがあります。サングラスのレンズは簡単に交換ができるのか、どのような種類のレンズがあるのか、交換する場合の費用などをご紹介します。

サングラスのレンズを交換する方法

サングラスは、日差しから眼を守るためだけでなく、ファッションアイテムとしても多くの人が愛用しています。もし、お気に入りのサングラスのレンズが破損してしまったら、レンズだけ交換することはできるのでしょうか?
一般的なレンズを交換する方法はふたつあります。

お店でサングラスのレンズを交換してもらう方法

お店でのサングラスのレンズの交換は、サングラスの形状や作りにもよりますが可能です。チェーン店で購入したサングラスであれば、お店に持ち込んで交換してもらいましょう。
交換するための費用は、レンズ代+作業代で1万円~が相場になります。愛眼での価格は、球面レンズで5,500円(税込)~となっています。
サングラスのフレームの状態によっては、買い替えてしまったほうがいいケースもあります。せっかくレンズ交換したのに、すぐに壊れてしまうこともあるからです。もし、店員さんから買い替えたほうがいいとアドバイスされたら、フレームの状態が悪い可能性が。

自分でサングラスのレンズを交換する方法

サングラスのフレームの種類によっては、自分でレンズ交換することも可能です。

「メタルフレーム」はフレームのネジを緩めて、眼鏡の裏側からレンズを外に押して外せます。
「ナイロールフレーム」は、フレームがない部分はナイロン糸で固定されています。サングラスのレンズ交換する場合には、釣り糸を利用してレンズを傷つけないように交換します。
「セルフレーム」はプラスチックでできているので、ぬるま湯で温めてフレームの膨張を利用してレンズ交換します。
この時、注意しなければならないのは温度です。高すぎるとフレームを変形させてしまい元に戻らなくなってしまいます。
自分でサングラスのレンズを交換する場合、フレームやレンズを破損してしまう危険性もあることを覚悟しておきましょう。

レンズ交換できないサングラスとは

ほとんどのサングラスは、眼鏡ショップでレンズ交換してもらえます。しかし、眼鏡のプロでもレンズ交換できないケースがあります。

傷やヒビ、経年老化したフレームはレンズ交換で少しでも力が加わってしまうため、破損してしまう危険性があります。

サングラスのレンズ部分がかなり大きなフレームであったり、作り方が特殊であったり、天然木・バッファローボーンなど特殊な素材を使ったサングラスフレームの場合には、レンズ交換できないケースが多いようです。
また、フレームとレンズが一体化したサングラスもレンズ交換ができないので注意しましょう。

あなたのサングラスのフレームタイプは?

自分のサングラスのフレームタイプを知っておくと、レンズ交換できるかどうか電話で問い合わせたり、ネットで交換を依頼したりする際に便利です。たくさんのフレームデザインや素材がありますが、代表的なタイプをご紹介しましょう。

フォルムで見分けるサングラスのフレームタイプ

ウェリントン型
サングラスのフレームタイプで最もポピュラーなのがウェリントン型です。リムが逆三角形になっているサングラスで、Ray-Banの人気モデルウェイファーラーもこのタイプです。

オーバル型
アジア圏で人気のフレームです。日本人の顔の形にフィットする型で、あまり派手にならず普段使いに適したフレームタイプといえます。

ティアドロップ型
ティアドロップ型は、その名の通り「涙型」のフレーム。流行に左右されることなく、長く愛用できるフレームタイプです。

バタフライ型
蝶が羽を広げたような形をしていて、顔の輪郭をきれいに見せる効果があり、小顔効果が期待できます。

素材で見分けるサングラスのフレームタイプ

レンズ交換では、フレームタイプが交換できるかどうかの判断材料のひとつになります。

メタルフレームは、レンズをネジでフレームに留めているので、比較的レンズ交換がしやすいタイプといえます。フレームの状態と交換レンズが合えば、自分でも簡単にレンズ交換することができます。

セルフレームは、プラスチックという素材の性質上、温度を上げてフレームを柔らかくしてからレンズ交換することになります。簡単にレンズを取り外すことはできますが、フレームが劣化していると、温度を上げることでフレーム自体が変質して壊れてしまう危険性があります。

このようにサングラスのレンズ交換では、フレームが重要な交換条件となります。自分のお気に入りのサングラスフレームがどのタイプなのか、まず確認しておきましょう。

サングラスのレンズ交換で知っておきたいレンズの種類と機能

サングラスはファッションアイテムとしてだけでなく、強い太陽の日差しや紫外線から目を守ってくれるため、アウトドアやドライビングに欠かせないという人も多いでしょう。
サングラスのレンズの種類を知っておけば、自分のライフスタイルに合わせたサングラスのレンズに交換できます。

カラーレンズの特徴

レンズに着色をして、まぶしさを回避するカラーレンズ。価格が安価なので、その日の気分に合わせてサングラスを変えるのも◎
カラーレンズは、まぶしさと直接目に入ってくる光の量を軽減します。しかし、レンズの色が濃いため物が見づらくなります。また、より多くの光を取り入れようとして瞳孔が開いてしまうため、かえって目に良くない紫外線を取り込んでしまう危険性もあります。
カラーレンズは、機能性というよりもファッション性で選んだ方が良いでしょう。

偏光レンズの特徴

光を一定方向にだけ通過させる加工がされたフィルムが入っている偏向レンズ。自然の光に対して、反射光だけをシャットアウトする働きがあります。
アウトドアなどで、海や湖、川の水の反射に効果があります。さらに、車の運転でもフロントガラスの映り込み、対向車の反射、雨上がりのセンターラインの確認もしやすくなります。
ただし、液晶画面に対して暗く見えることもあるので、カーナビなどが見えにくく感じることも。また、熱や水分に弱い性質を持つため夏場に車内で長時間放置してしまうと、劣化が進んでしまいます。

調光レンズの特徴

紫外線は将来的に白内障や緑内障などを引き起こす可能性になります。調光レンズは、紫外線の強弱に反応してレンズの濃さを調節する機能があるレンズです。紫外線の及ばない室内では、通常の眼鏡として使い、外に出たらサングラスとして使うことができます。紫外線をほぼ99%カットできて、室内や屋外を区別してサングラスを変える必要がないのが最大のメリットといえます。

ただし、車の運転には不向きな面も。色の変化に対して時間がかかるため、トンネルに入った際のとっさの変化には対応できません。また、経年劣化しやすいため徐々に色が変わりにくくなり、調光レンズの本来の役割がなくなってしまいます。

サングラスのレンズ交換は、まずお店に相談を

ファッションアイテムでもあるサングラスは、フレームにさまざまなタイプがあります。それに比べるとレンズのタイプは限られているので、あなたの目的に合ったレンズ選びをしましょう。サングラスによってはレンズの交換ができないタイプもあるため、まずは眼鏡屋さんにサングラスを持ち込んで調べてもらいましょう。レンズの交換も専門家なら安心です。

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