【医師監修】疲れ目に悩んでいるあなたに。症状や原因、予防法、目を労わるアイテムを紹介

share
【医師監修】疲れ目に悩んでいるあなたに。症状や原因、予防法、目を労わるアイテムを紹介
目の乾燥や痛みを引き起こすことがある疲れ目。老眼や目の使い過ぎなど原因はさまざまですが、疲れ目を放っておくと目だけでなく体にまで悪影響が出る場合があります。本記事では、疲れ目の原因とともに疲れた目を回復させる対策方法や、予防方法などを解説します。

日本眼科学会 眼科専門医 窪谷日奈子先生

2002年 高知医科大学医学部 卒業
2002年 神戸大学医学部附属病院 勤務
2003年 神戸海星病院眼科 勤務
2008年 城陽江尻病院眼科 勤務
2012年 あさぎり病院眼科 勤務
現在同病院 眼科部長

疲れ目のしくみと主な症状

疲れ目の原因を探る前に、まずは目の疲れが起こるメカニズムや症状を解説します。自分に当てはまる症状があるか確認してみてください。

疲れ目が起こるしくみ

人は、水晶体を調節することでピントを合わせています。カメラで例えると、水晶体はレンズの役割を果たすもの。水晶体の全周にある毛様体筋という筋肉が水晶体を引っ張ったり、緩めたりしてピントを合わせています。

ピントを合わせるために毛様体筋が働き続けると、緊張状態が長くなって疲労が蓄積され、疲れ目が引き起こされます。

疲れ目の症状

主な症状として挙げられるのは、乾燥・痛み・かすみなど。「まぶたが痙攣したようにピクピク動いた」といった現象も疲れ目の症状の1つです。

疲れ目の症状が重くなると、目だけでなく頭痛や肩こりといった体の症状も引き起こします。

また、疲れ目をそのままにしていると、ドライアイや眼精疲労になる場合も少なくありません。眼精疲労は、疲れ目よりさらに重い症状を伴うものです。一時的な症状である疲れ目と異なり、眼精疲労は頭痛・肩こり・視力低下を始めとした深刻な症状が表れます。こうした症状は目が悲鳴を上げているサインなので、早めの対処が必要です。

疲れ目の主な原因

疲れ目対策では、何が原因かをしっかり突き止めることが大切です。ここでは主な疲れ目の原因を紹介します。

長時間にわたるパソコン・タブレットの使用

デスクワークが多い人やスマホ・タブレットをよく使用する人は、疲れ目を引き起こしやすい傾向にあります。

パソコンを始めとした電子機器の画面を見る際は、まばたきの回数が減りがち。次第に目が乾きやすい状態になり、疲れ目につながります。

また、パソコン上の細かい文字を見続けると、目のピントを合わせるために毛様体筋が常に働いて緊張状態が続き、目が疲れやすくなるでしょう。

このように、パソコンなどの使用によって目を酷使することをVDT(Visual Display Terminal)ストレスと呼びます。

度数が合っていないメガネ・コンタクトの使用

眼科の検診を長期間受けていないと、知らず知らずのうちに視力が変わっている場合があります。視力の変化に伴って、使用中のメガネやコンタクトも合わなくなるでしょう。違和感を無視し、そのまま使用し続けることで目に負担をかけてしまいます。

度数が合わないメガネやコンタクトは、ピントを合わせるために毛様体筋が常に働く状態を作り、疲れ目の要因となるので注意が必要です。

老眼

年齢を重ねると「距離感の異なる物を見る際にピントを合わせづらい」といった老眼の症状が徐々に出てきます。一般的に、40歳前後で症状に気づくケースが多いでしょう。老眼に対処せず物を見続けることも、目の疲れにつながります。

ストレス

ストレスも疲れ目の原因になることがあります。ストレスの蓄積による自律神経の乱れは、目を保護する涙の量やまばたきの回数の減少につながる場合も。結果的に疲れ目に発展するため気を付けましょう。

目の病気

疲れ目は、白内障や緑内障を始めとした目の病気がきっかけとなるケースも珍しくありません。白内障は、水晶体が濁って物が見えづらくなったり、光の乱反射でまぶしさを感じやすくなったりすることで疲れ目を引き起こします。

緑内障は、眼圧の高まりが網膜や視神経に障害を及ぼし、視野が狭まるのが特徴。視野を補うために目の疲れが溜まりやすくなります。疲れの他に気になる症状があれば、病院を受診しましょう。

疲れ目の対策方法

疲れ目が起きた場合は、できる限り速やかに対処しましょう。ここでは、疲れ目をケアするおすすめの対策方法を紹介します。

目の周辺をマッサージする

目の周りをマッサージすると、疲れた筋肉がほぐれてむくみや疲れの解消につながるだけでなく、表情もすっきりとした印象になります。

①両手の親指を使い、眉毛と目の間にあるくぼみを外に向かって押します。(10回程度)
②鼻の付け根を指でつまみ、押し上げましょう。(4回程度)
③こめかみを指でくるくると押しながら回します。(10回程度)
④下まぶたの少し下を指で優しく押しながら回します。(10回程度)

目薬を使う

疲れ目のケアに目薬を使う方法もあります。市販の点眼で症状が改善しない場合は、眼科で相談してみましょう。ビタミン剤入りのもの、潤い成分のヒアルロン酸が入ったものなど、症状にあわせた点眼を処方してもらえます。

目薬をさしたら、まぶたを閉じるのがポイント。目薬で疲れ目をケアするのと同時に、まぶたを閉じて光を遮断することで目を休ませてください。

目のストレッチをする

目のストレッチは、緊張した毛様体筋をほぐすのに効果的とされています。

①眼球を回転させるように、すべての方向へ動かします。(時計回り・反時計回りの計2回)
②8の字を描くイメージで眼球を動かしましょう。(上下から各1回×5往復程度)
③目をグッと見開いてはギュッと閉じる、を繰り返します。(3回程度)

目を温める

目を温めるのもおすすめの方法。目の周りの血流が改善されると必要な栄養素や酸素がしっかりと行き渡り、疲れが軽減されます。温め方は下記で具体的に紹介するので、参考にしてみてください。

なお、いずれの方法を取り入れてもなかなか改善しない場合は眼科受診を検討しましょう。

疲れ目に有効なアイテムと予防法

目の疲れは、できる限り未然に防ぎたいもの。ここでは疲れ目にならないための対策・予防法を紹介します。

蒸しタオルやホットアイマスクを使う

就寝前や目を酷使した後に温めたタオルやホットアイマスクを使うと、目元の血流が促進されるのとともに筋肉もほぐれるため、ゆったりとリラックスできます。

蒸しタオルの作り方は簡単です。水で濡らしたタオルを固く絞ったら600Wの電子レンジで40秒ほど加熱するだけなので、誰でも手軽に作れるでしょう。

蒸しタオルを作るのが手間に感じる場合は、市販のホットアイマスクでもOK。持ち運びやすく、外出先でも使えるので便利です。

現代人の疲労と老化に、血流促進アイマスク「gruria(グルリア)」。免疫力アップ、ストレス軽減、不眠解消、疲労回復、疲れ目軽減。

gruria(グルリア)血流促進アイマスク|愛眼公式オンラインショップ

¥5,940 (税込)

現代人の疲労と老化に、血流促進アイマスク「gruria(グルリア)」。免疫力アップ、ストレス軽減、不眠解消、疲労回復、疲れ目軽減。

目に良いとされる食材を摂る

普段の食事に気を付けることもポイントです。目の健康を保つために良いとされる食材はいくつもあります。

疲れ目には、特にビタミンA・C・E・B群を意識的に摂るのがおすすめ。ビタミンA群・C群・E群は老化防止と白内障予防に効果的で、ビタミンB群は目の疲れに有効と言われています。

A群はレバー・ほうれん草、C群はブロッコリー・オレンジ・ピーマン、E群はアーモンド、ビタミンB群はレバー・納豆・玄米などに含まれるので、食事に取り入れてはいかがでしょうか。

定期的に目を休ませる

目を長時間酷使しないよう心がけることで、疲労の軽減につなげられます。目をよく使うなら、合間に休憩時間を作ることが大切。例えば「1時間続けて目を使った後は15分程度休む」など、適度な休憩を入れてください。休み時間には、上記で紹介した目のマッサージやストレッチをするのがおすすめです。

部屋の明るさを調整する

部屋の明るさを微調整するのも、目の疲れを予防するポイントの1つです。状況に合わせて明るさを変えてみてください。

読書や細かい作業で手元を見る時に部屋が暗過ぎると目が疲れやすくなるため、照明を明るめに設定します。部分照明を上手に取り入れるのも良いでしょう。

パソコンなどを使用する時は、普段より少しだけ部屋を暗めにすると目の疲れが軽減されます。カーテンを閉め、外の光がパソコン画面に映りこまないよう工夫するのもおすすめです。

アイガンおすすめのアイマスク

gruria(グルリア)は、数種類の天然鉱石から生まれた新素材のアイマスク。触れるだけで血流が促進される作用が認められた一般医療機器です。目元をすっぽり包み込むサイズ感で疲れ目を労わり、リラックス状態へと導きます。

また、洗濯して何度も使えるコスパの高さもポイントです。店頭販売はなく、アイガンのオンラインショップのみで購入可能なのでぜひチェックしてみてください。

価格:5.940円(税込)

日ごろのケアと疲れ目対策で目を守ろう!

目の酷使や度数の合わないメガネ・コンタクトの使用は、目を疲れさせる原因になります。目が疲れたら、マッサージやストレッチがおすすめ。疲れ目は日ごろのケアで予防できるので、対策をしっかり行って大切な目を守りましょう。

※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。