【眼科医が解説】「眩しさ」が目に与える影響と、シチュエーション別の改善方法をご紹介

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【眼科医が解説】「眩しさ」が目に与える影響と、シチュエーション別の改善方法をご紹介
太陽の光、夜間の車のライトなどが目に入ると人は眩しいと感じます。いつもよりも眩しさを感じる、違和感がある場合は、目の病気が隠れていることも。今回は、だんのうえ眼科 二子玉川院の院長である大島由莉先生に、眩しさを感じるメカニズムや眩しさが目に与える影響、シチュエーション別の改善方法などを教えていただきました。

だんのうえ眼科 二子玉川院 院長 大島由莉先生

専門分野である白内障や角膜はもちろんのこと、コンタクトレンズの使用に伴うトラブルなど、「街の眼科医」として目に関するお悩みにはどのようなことでも親身に対応。また、アンチエイジングの分野にも詳しい。

眩しさを感じるメカニズム

――目が眩しさ感じるメカニズムを教えてください

「光は角膜、水晶体、硝子体、網膜とさまざまな場所を通って入ってきますが、そこで光の反射や乱反射などのなんらかの原因が生じると眩しいと感じます。また、日中と夜とでは目の構造が変わり、夜は瞳孔が開きやすくなるので、目に光も入りやすくなって、より眩しいと感じるのです。

太陽の光、夜間の対向車のライトなどを眩しいと感じるのは目の正常な反応ですが、いつもより眩しい時は、目の病気などが原因の場合もあるので注意が必要です」

「眩しい」の感じ方は人それぞれ?

――シチュエーションとしてはどんな時ですか?

「太陽の光や夜間の車のライトの他、病気などが眩しさの原因になっていることも。例えば、白内障は眩しさを感じる可能性のある病気です。白内障の場合、目が白く濁るので光がきれいに入ってきません。すると乱反射を起こして光が網膜に当たり、眩しさを感じます。メガネをかけても見えづらいなどの症状もあるため、眼科の受診で病気が見つかることもありますね。

その他、ドライアイが原因で眩しさを感じることも。ドライアイになると角膜が傷つきやすく、表面がでこぼことした状態になってしまいます。すると光が上手に入らず、眩しさを感じるのです。ドライアイはPCの長時間の使用、乾燥した空調、ストレス、コンタクトの使用などによっても引き起こされるので注意してくださいね」

――年齢があがると眩しさの感じ方も変わりますか?

「年齢と比例して、眩しいと感じる人が増える印象はありますね。年齢を重ねると白内障、ドライアイ、網膜の疾患などの病気の発症率も上がるため、症状として目の眩しさがあらわれることもあるかもしれません。

また、人種によっても眩しさの感じ方は異なります。瞳の色が黒いアジア人の方が、比較的眩しさを感じづらいです。反対に、色素の薄い欧米人は眩しさを感じやすいですね」

眩しさが目に与える影響

――眩しさが目に与える影響を教えてください

「ドライアイなどが原因で眩しいと感じているのなら、そのままにしておくと症状が悪化することも。例えば、夜の光が眩しくて外出しづらくなる患者さんもいます。

太陽の強い光も、直接見ることで角膜や網膜にダメージを与えます。すると炎症が起き、眩しさを感じる原因に。いずれにせよ、通常の眩しさと異なる場合は、治療などの適切な対処で解決する必要があります」

――眩しさを気にせずにほうっておくとどのような病気になりますか?

「サングラスなどで眩しさの対処をしている人と、そうでない人では、目の病気の発症率は異なると思います。白内障の原因は加齢などが一般的ですが、紫外線も発症因子の一つと言われており、サングラスをかけることが推奨されています。紫外線は1年中降り注いでいるので、季節に関わらず目を守ってあげると安心ですね。

視力や見え方への影響も、程度によっては考えられます。過剰に目に光が入ったなどの場合は、目の中の構造に支障をきたして機能しづらくなる場合もあります。

その他、目に入った紫外線が、肌に直接紫外線浴びてなくても肌の日焼けに影響することもあります。ある実験研究で、脳は目から入った紫外線を察知して体内にメラニン色素の生成を促すことが発表されています。よって当たっていない皮膚でもメラニンが産生されて肌が日焼けするのです」

眩しさの改善方法

――眩しさはどのように軽減すればよいですか?

「日差しなら、帽子とサングラスですね。遮光性、UVカットなどさまざまなタイプが出ていると思うので、普段用、アウトドア用など用途に合わせて使ってみてください。眩しさを急に感じるようになった場合は眼科を受診して、病気が原因でないかを調べるのが安心ですね」

眩しさを軽減するアイガンのサングラス

車のヘッドライトがハロゲンライトからLEDライトに変わったことで、以前よりも光源が強くなっています。ライトを使用する夕方以降は眩しさを感じるドライバーが増えるため、事故率も高いと言われています。安全面、目への負担を抑えることも考慮して、目に入る光を軽減させることが大切です。

メガネのアイガンでは、西日や夜間のライトで眩しいと感じる時間帯も視野をしっかりと確保できる夜間対応サングラス「WITH DRIVE2」「WITH DRIVE NEO」という商品を発売しています。明るさを確保しながら眩しさを抑え、昼間はスッキリ、夜間はクッキリとした視野を確保できるオールタイムグラスです。夜間運転、ナイトラン、夜釣りなどをする時にも活躍します。

春の全国交通安全運動ご紹介

交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけ、交通事故防止につなげることを目的とした「全国交通安全運動」。毎年、春と秋それぞれ10日間行われます。これから始まる「春の交通安全運動」の期間中に、しっかりと視界を確保して安全に運転するためにも、アイガンのオールタイムサングラスをお供にしてみてはいかがでしょうか。

眩しさを抑えて目を守ろう

目が眩しいと感じるのは正常な反応ですが、いつも以上に眩しさを感じる場合やその他に気になる症状がある場合は、目の病気が原因かもしれません。また、過剰な光が入ると、目に負担をかけているおそれもあります。異常を感じた場合は、眼科に相談しましょう。普段の生活でも、サングラスやUVカットメガネ、帽子などを用いて目を守る工夫をしてみてくださいね。

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