花粉症でもコンタクトを使いたい!対策方法や目薬をさすタイミングを解説

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花粉症でもコンタクトを使いたい!対策方法や目薬をさすタイミングを解説
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こす花粉症は、コンタクトユーザーにとって大敵です。目から入り込む花粉はコンタクトに付着し、装着時の違和感や他の疾患の原因になりかねません。そこでこの記事では、花粉とコンタクトの関係や花粉時期のコンタクトの取り扱い、対策方法などを紹介します。

花粉症と目の関係

花粉症はアレルギーの1つで、鼻腔などに侵入した花粉への免疫反応として症状が出ます。鼻水やくしゃみなど、鼻の症状が一般的です。なぜ目にも症状が出るのか、花粉症によって引き起こされる目の症状と仕組みを解説します。

花粉症によって起こる目の症状

最も多い症状が目のかゆみです。かいたりこすったりするとさらにかゆみが増し、傷がつく原因になる場合もあります。目の充血も起きやすい症状です。花粉による目の炎症は季節性アレルギー性結膜炎と呼ばれ、充血や目やにを引き起こします。さらに、花粉を洗い流すために涙が大量に出ることもあります。

くしゃみや鼻水だけだと風邪と間違いやすいですが、かゆみや充血など目の症状が出ることで、花粉症だと見分けられるでしょう。他に引き起こされる症状は、目のかすみやまぶたの腫れなどです。

目に症状が出る理由

空気にさらされている目は、体内への花粉の玄関口です。花粉が目に入ると、粘膜にある肥満物質というものに付着します。肥満物質の特徴的な性質が、アレルギー源に触れたときに内包物質を放出すること。

そこで放出される物質の1つがヒスタミンです。アレルギー症状を引き起こす神経伝達物質で、ヒスタミンが知覚神経を刺激すれば目のかゆみが、血管を刺激すれば充血が引き起こされます。そのため、花粉症の薬には抗ヒスタミン薬が用いられます。

花粉症がコンタクトに与える影響

目の症状も引き起こす花粉症。コンタクトを装着しているとさらに目の調子が悪くなる場合もあります。花粉症がコンタクトに与える影響を解説します。

コンタクトが曇る

コンタクトをしていると、目から入ってきた花粉がレンズに付着します。花粉だけでなく、チリやホコリなどもレンズに付着し、そうした汚れの付着がレンズの曇りにつながります。

さらに、レンズの曇りを放置すると目のかすみなどの見えにくさの原因に。適切なケアを実施して、レンズを清潔に保ちましょう。例えば、レンズのこすり洗いが必須な洗浄液であれば、こすり洗いの回数や時間も説明書通りにしっかりと行ってください。レンズの汚れを取り除いても症状が改善しない場合は、別の原因も考えられるため、すぐに眼科を受診しましょう。

目がゴロゴロする・痛みを感じる

花粉症による目の痛みは、先ほど紹介した通りヒスタミンが知覚神経を刺激することで起きます。コンタクト自体も目にとっては異物なので、いつもより反応が強まり、目がゴロゴロするなどの違和感が出るようです。

痛みやかゆみが強いときは、コンタクトを無理してつけ続けずにメガネに変えて、しっかりと目を休ませましょう。それでも痛みがおさまらない場合は眼科を受診してください。

コンタクトが外れやすくなる

コンタクトのずれや、外れそうな感覚が出る場合もあるようです。それは単なる目のゴロゴロの延長ではなく、巨大乳頭性結膜炎を発症しているかもしれません。

巨大乳頭性結膜炎は、アレルギー性結膜炎が原因の目の不調に、コンタクトをしている負荷やレンズの汚れが重なって炎症が強まり、ブツブツとした小さなできものがまぶたの裏にできてしまいます。違和感を放置せず、眼科で診てもらいましょう。

コンタクトユーザーの花粉症対策

コンタクトユーザーにおすすめの花粉症対策を紹介します。便利アイテムを使ったり生活の中に一工夫を加えたりして、花粉の吸収を少しでも抑える対策をしましょう。

花粉メガネを使う

花粉メガネは、目から入る花粉の量を抑えることを目的としたアイテム。レンズ周りのフレームにフードがついたゴーグルタイプと、レンズがフェイスラインに沿ってカーブを描くスポーティタイプがあります。普通のメガネでも花粉対策になりますが、花粉メガネのほうがより効果が期待できます。

メガネのアイガンの「ガードグラスEX」は、花粉カット率が最大で99%。度なしタイプはコンタクトとの併用におすすめです。度付きの対応も可能なので、コンタクトの代わりに花粉メガネを使用して目を休ませるのも良いでしょう。

フード部分がクリア素材で普段使いでも目立ちにくく、ブルーライトカットとUVカットにより目の快適性が確保できます。

ワンデータイプのコンタクトに変える

花粉は目から侵入し、コンタクトレンズに付着します。花粉症の症状として目やにが出ることもあり、コンタクトには花粉に加えたくさんの汚れが付着しています。

ソフトコンタクトレンズのユーザーは、花粉の時期は毎日交換するワンデータイプがおすすめです。花粉がついたレンズを再びつけることなく、毎日清潔な新しいレンズを装着できます。

花粉をつけない・持ち込まない

花粉症対策の1つにマスクを使用する人も多いでしょう。マスクに加えてつばのある帽子をかぶるなどして、顔の周辺に花粉がつかないようにしてください。また、手洗いうがいも欠かせません。

帰宅時は家に入る前にコートなどを脱いで、しっかりと花粉を払い落とすのも効果的です。自宅で洗えるコートであれば、よりしっかりと花粉を取り払えます。

花粉症にまつわるコンタクトユーザーの疑問

花粉症とコンタクトとの付き合い方で、「こんな時はどうしたら良い?」という疑問が出てくる場合もありますよね。最後に、よくある3つの疑問とその対応を解説します。

メガネとコンタクト、どちらを使用するべき?

花粉が舞う時期は、できるだけメガネで過ごすのがベターです。コンタクトに花粉が付着する他に、コンタクトについた汚れが花粉症の症状をさらに悪化させる可能性があります。

また、ソフトコンタクトレンズユーザーの中には、コンタクトをしている方が痛くないと感じる人もいるようです。これは、コンタクトが目の防護シートのような役割を果たす「包帯効果」によるもの。しかし、傷や炎症は治りません。逆に少しずつ負担が重なり結果的に状態を悪化させる場合もあるので、花粉症の症状が重いときはメガネをかけましょう。

花粉症用の目薬には種類がある?

花粉症に使う目薬には、抗アレルギー点眼薬とステロイド点眼薬があります。ステロイド点眼薬は、抗アレルギー点眼薬を使っても改善しない場合に、医師の処方にもとづいて使用します。

市販もされている抗アレルギー点眼薬は即効性があまりないので、花粉が舞い始める前から継続して使用すると良いでしょう。数日使用しても効果を感じない場合は、目薬を変えるか眼科を受診してください。

花粉症用の目薬を使うタイミングとは?

コンタクトレンズをしたまま目薬を使うと、目薬に含まれる防腐剤がレンズに付着する恐れがあります。防腐剤が含まれていない抗アレルギー点眼薬もありますが、レンズと相性が悪い場合はレンズの変形や白濁を招くケースも。そのため、基本的にはコンタクトを付ける前に目薬をさすのが望ましいです。

目薬をさした後は、すぐにコンタクトを装着するのではなく、少し時間を置いてからにしましょう。使用しているコンタクトや目薬によって相性や適切な点眼のタイミングが変わるので、一度眼科医に相談するのがおすすめです。

花粉の季節もコンタクト×対策グッズで乗り切ろう

花粉症は目にも多くの症状が出ます。目に直接入れるコンタクトの使用は、不快感だけでなく重度の疾患を引き起こす場合もあるため注意しましょう。ワンデータイプに変えたり花粉メガネを併用したりと対策を行い、花粉の季節もコンタクトを安全に使用してください。花粉が舞う季節も明るく乗り越えてくださいね。