コンタクトのお悩み相談室|裏と表の見分け方、1DAYや2WEEK、素材による違いなど気になる疑問を解説

目次
- コンタクトに関するお悩みをアイガンスタッフが解決
- Q. コンタクトをつけた時のメリット、デメリットを教えてください。
- Q. 最近コンタクトをつけ始めました。表と裏の見分け方に悩む時があるので、おさらいしたいです。
- Q. 毎日コンタクトをつけているのですが、気を付けなければいけないことはありますか?
- Q. コンタクトを使用しても、なんとなく見えづらい気がします。どのように対応すれば良いでしょうか?
- Q. コンタクトにかかる費用を抑えたいのですが、賢い購入方法はありますか?
- Q. コンタクトはどこで買っても一緒ですか?
- Q. 1DAYと2WEEK、それぞれのメリット・デメリットは?
- Q. コンタクトの素材による違いを教えてください。
- Q. コンタクトの「BC」とはなんですか?
- Q. 遠近両用メガネのように、コンタクトにも遠近両用ってありますか?
- Q. コンタクトの種類によって、見え方に違いはありますか?
- コンタクトに関する正しい知識を身につけよう
コンタクトに関するお悩みをアイガンスタッフが解決

コンタクトに対して「表・裏がわからない」など、不安やお悩みを抱える人もいるでしょう。そこで、メガネのアイガン 補聴器・コンタクト課 コンタクト担当 吉田さんに、コンタクトに関するお悩みに回答していただきました。
Q. コンタクトをつけた時のメリット、デメリットを教えてください。

【メリット】
メガネよりも視野が広く、スポーツをする際も邪魔にならないのがメリットです。また、メガネ着用時の「マスクをつけるとレンズが曇る」「メガネの縁だけ日焼けする」「鼻パッドの跡がつく」「化粧崩れする」といったお悩みを回避できます。
【デメリット】
コンタクトは涙を吸い取っていくので、目が乾燥しやすいのがデメリット。花粉症の際も、目元がかゆくなりやすいです。間違った使い方をしてしまうと目を傷つけたり、眼病を招いたりするおそれもあります。また、メガネと比較するとコストがかかります。
Q. 最近コンタクトをつけ始めました。表と裏の見分け方に悩む時があるので、おさらいしたいです。

ソフトコンタクトは、表の場合はAのようにお椀型になります。裏の場合は、Bのように縁がそりかえるのが特徴です。また、裏になっている時は、目につけた際に見づらかったり、違和感を感じたりすることもありますね。
メーカーによってはコンタクトに文字表記があり、それを見て表と裏を判断できる商品もあります。コンタクトの内面が下向きの状態で容器に入っており、つまんですぐにつけられる商品も販売されています。
Q. 毎日コンタクトをつけているのですが、気を付けなければいけないことはありますか?

コンタクトの装用時間は、短いに越したことはありません。コンタクトの装用時間が長ければ長いほど、目が乾燥して傷つきやすくなってしまうためです。目を休めるためにも、帰宅した際は、コンタクトを外してメガネにかけかえるのが望ましいですね。
長時間コンタクトを装用する際は、2~3時間に1回を目安に人工涙液を使用しましょう。目の乾燥や傷みを感じていなくても、定期的に人工涙液を使用するのをおすすめします。
特にエアコンの効いた室内にいる、PCを使用している、まばたきが少ない人は、目が乾燥しやすいので注意してくださいね。
Q. コンタクトを使用しても、なんとなく見えづらい気がします。どのように対応すれば良いでしょうか?

同じコンタクトをずっと使用しているのであれば、視力が変化しているのかもしれません。その場合は、眼科で視力検査するのがおすすめです。
老眼の症状が出てきた関係で、コンタクトの度数を弱くして、手元を見やすくしているケースもあるかもしれません。もし遠くを見る際に不便を感じるようなら、メガネを併用するのも良いですよ。もちろん遠くはコンタクトで、手元を見る際は老眼鏡で補うといった使い方でも構いません。デスクワークや運転など、用途に合わせて上手にコンタクトとメガネを併用すると、快適に過ごせるでしょう。
また、乱視用コンタクトは通常のコンタクトよりも費用がかかるため、メガネと併用することでコストを抑えられます。普段は通常のコンタクトのみを使用し、運転時などに遠くのぼやけを解消したい時にはコンタクトに加えて、遠くが見えるように調節したメガネをかけると良いでしょう。
コンタクトもメガネも、用途やコストを考えながら、ご自身にとって適切なものを眼科医と相談して使用するのがおすすめです。
Q. コンタクトにかかる費用を抑えたいのですが、賢い購入方法はありますか?

メーカーや店舗によっては単品で購入するよりも、まとめ買いや定期便での購入がお得ですね。通常は30枚入りですが、90枚入りのものの方が割安な傾向にあります。コンタクトの使用期限は2~3年と長めなので、多く買って使い切れないといったことはないと思います。
Q. コンタクトはどこで買っても一緒ですか?

金額は店舗によって多少異なりますが、商品自体は基本的にどこで買っても一緒です。ただし、ネット並行輸入品の場合ですと、商品名は同じでもBCなどの規格が異なる場合があるので購入の際は確認が必要です。
ただし、初めてコンタクトを使用する人は、必ず眼科で受診してから購入を。度数の変化がなくても、1年に1回程度は眼科で定期的に診てもらうことを推奨します。
Q. 1DAYと2WEEK、それぞれのメリット・デメリットは?

【1DAY】
1DAYは、常に清潔なレンズをつけられるのがメリット。使い切りなのでお手入れの手間もなく、目に傷もつきにくいです。花粉症の場合はかゆみ軽減になるので、つらい時期だけ1DAYを使用するのもおすすめですね。
デメリットはコスト。どうしても2WEEKよりも割高になります。ただし、2WEEKの使用期限は開封後から2週間なので、たまにコンタクトを使用するのなら1DAYの方がコストパフォーマンスが良いこともあります。
【2WEEK】
2WEEKは、コストパフォーマンスが良いのがメリットです。1DAYが1ヵ月分で5,000~6,000円なのに対し、2WEEKは同じ価格で3ヵ月分のコンタクトが購入できます。
デメリットは、ケアに手間がかかることです。また、2週間の装用期間を過ぎないように注意する必要がありますね。
Q. コンタクトの素材による違いを教えてください。

コンタクトの素材は、大きく分けてHEMA素材とシリコーンハイドロゲル素材(以下シリコン素材)の2つ。HEMA素材は昔からある素材で、シリコン素材と比較すると低コストなのが魅力です。異物感が少なく、つけやすいですが、充血しやすいため短時間の使用が望ましいですね。
シリコン素材は最近主流の素材で、酸素透過性になっているのが特徴。長時間使用しても乾燥しにくいです。ただし、汚れやすいため、化粧品や花粉などがつきやすいといったデメリットがあります。また、少し固めの素材なので、異物感を感じることもあります。
また、どちらの素材であっても、注目したいのが含水率です。含水率が高いコンタクトは装用感が良いのですが、長時間使用するとコンタクト自体の水分が失われ、涙を吸ってしまうため、結果として目が乾燥しやすいです。一方、含水率の低いコンタクトは涙を吸う量が少ないため、乾燥しにくいですね。
Q. コンタクトの「BC」とはなんですか?

BCはベースカーブのことで、目のカーブの数値を指します。BC8.5の方がお椀型で、数値の大きいBC9.0の方が平たいイメージですね。眼科の視力検査の際に測るもので、日本人はBC9.0が多い傾向にあります。
Q. 遠近両用メガネのように、コンタクトにも遠近両用ってありますか?

遠近両用のコンタクトもありますが、見やすさはメガネの方が優れていますね。コンタクトの場合、遠くも近くもちょっとずつ見えるといったイメージです。人によっては、普段は遠近両用ではないコンタクトを使用し、よりくっきり見たい場合はさらに遠近両用メガネをかける場合もありますね。
若い人でもスマホ老眼などになることがあるため、眼精疲労予防のために、わざと手元の視力を弱めたコンタクトなども販売されています。
Q. コンタクトの種類によって、見え方に違いはありますか?

単焦点のレンズ(近視、遠視、乱視のいずれか1つの補正機能をもつレンズ)であっても、種類によって見え方が異なります。複数枚のコンタクトを装用してみて、合う・合わないを確認した方が良いですね。
また、コンタクトの視力検査は医療行為にあたり、眼科でしか行えないので、種類を変えたい時は眼科に足を運んでくださいね。
コンタクトに関する正しい知識を身につけよう

目に装用するコンタクトは、正しい知識をもって使用したいもの。目を傷つけたり、乾燥させたりしないためにも、装用時間や使用方法などを守りましょう。自宅ではメガネを使用するなど、目を休ませることも大切です。また、コンタクトの素材、1DAYや2WEEKなどの種類に関しては、それぞれのメリット・デメリットも考慮し、自分にとって適切なものを選んでみてくださいね。
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