ワンデーコンタクトレンズの魅力とは?レンズの種類や特徴と合わせて解説

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ワンデーコンタクトレンズの魅力とは?レンズの種類や特徴と合わせて解説
コンタクトレンズにはさまざまな種類がありますが、その中でも最も使用スパンが短い種類がワンデーです。ワンデーには使い捨てタイプならではのさまざまな魅力があります。今回は、コンタクトレンズの種類とともに、ワンデーの特徴やメリットなどを解説します。コンタクトレンズ選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

コンタクトレンズの種類

まずはコンタクトレンズの種類は、どのようなものがあるのかご紹介します。

ハードタイプ

コンタクトレンズの中では、レンズが固めなのが大きな特徴です。2~3年続けて使用するタイプなので、外した後は毎日洗浄や保管などのお手入れが必要になります。
なお、レンズが固いため、初めて装着してから慣れるまでは違和感を感じやすいとも言われています。また、衝撃により外れやすいため、体に衝撃を受けやすいスポーツをする際などにはやや不向きです。

ソフトタイプ

レンズがやわらかく、目にピタッとフィットすることが特徴です。こちらも2~3年使用するタイプで、毎日のお手入れが必要です。
なお、ソフトな付け心地で初めての装着でも違和感が出にくいため、コンタクトレンズ初心者でもチャレンジしやすいでしょう。

1ヶ月用(使い捨てタイプ)

1ヶ月で使い捨てるタイプです。使用している間は、ハード・ソフトタイプと同様、洗浄や保管などのお手入れが必要になります。
片目1ヶ月分はおおよそ1,000~2,000円ほどで購入可能です。なお、商品の種類が少なく、乱視用など特別な仕様のものは探すのが難しいという難点もあります。

2ウィーク(使い捨てタイプ)

2週間で使い捨てるタイプの商品です。こちらも使用期間中は、お手入れが必要になります。
価格帯は1,500~3,000円ほど。1ヶ月用と比較すると商品の種類が豊富で、さまざまなメーカーから販売されています。

ワンデー(使い捨てタイプ)

使用後はそのまま捨てられるので、お手入れは一切不要。価格は片目1箱(1ヶ月分)が2,000~5,000円ほどと、商品によって幅があります。なお、乱視用などもあり、種類が豊富です。

ワンデーコンタクトレンズの特徴と魅力

続いてワンデーコンタクトレンズの特徴や魅力について解説していきます。

お手入れの手間がかからない

レンズを洗ったり、きれいなケースに保存したり、コンタクトレンズのお手入れはやや面倒だと感じる方も少なくないでしょう。
ワンデーコンタクトレンズは1日で使い捨てるため、コンタクトレンズのお手入れをする必要が全くありません。外したらそのまま捨てて、次に使用するときはまた新しいものを装着します。お手入れの手間を省いて手軽にコンタクトレンズを使いたい方にぴったりです。

衛生的に使用できる

コンタクトレンズを清潔に保ちながら使い続けるためには、洗浄や保存などお手入れをする必要があります。ただし、どんなにしっかりお手入れしても、長く使えば雑菌などがコンタクトレンズに付着する可能性は高くなります。また、長くコンタクトレンズを使い続けることによりコンタクトレンズに徐々に汚れが付着し、見えづらくなることもあります。
その点、ワンデータイプは使用期間が短くお手入れも不要なため、着け外しがなく、常に衛生的に装着することが可能です。

持ち歩きやすい

例えばどこかに泊る場合、お手入れが必要なタイプのコンタクトレンズを使用していると、洗浄・保存液や保存ケースなども一緒に持ち歩く必要があります。お手入れ用品はまとめると結構かさばるものです。
ワンデーは本体のみなので非常にコンパクト。旅行時なども必要な日数分、本体を持っていくだけなので手軽です。パッケージもレンズも使い終わったらそのまま捨てられるので、旅行の帰りはさらに荷物が減り、すっきり身軽になれます。

紛失や破損の場合も新しいものに交換するだけ

ハードやソフトなど長期間使用するタイプは紛失や破損をすると、代わりのコンタクトレンズがないので心配も大きいでしょう。
ワンデーならもし紛失・破損をした場合でも、新しいものに交換するだけなので気が楽です。頻繁に紛失・破損するのはコスト的に良いことではありませんが、あまりプレッシャーを感じず使用できるのはメリットと言えます。

トータル的にコスパは良い

ワンデーコンタクトレンズはほかのレンズより価格が高めというイメージがあるかもしれません。実際本体だけを見れば2ウィークタイプなどに比べてやや割高な傾向にあります。ただし、2ウィークや1ヶ月タイプの場合、使用している間に使うお手入れ用品も購入しなければなりません。
お手入れ用の洗浄・保存液は約1,000円ほどです。保存やお手入れにかかる費用も含めトータル的に考えれば、ワンデーコンタクトレンズにかかる費用はそこまで高くはなく、コスパが良い商品と言えるでしょう。

ワンデーコンタクトレンズを安全に使うための注意点

最後に、ワンデーコンタクトレンズを安全に使うため、意識したい注意点を解説します。

連続使用は厳禁

ワンデーは1日のみの使用を想定し作られているものです。きれいであれば1日2日使用期間を超えて装着しても大丈夫だろうと考えている方もいるでしょう。
しかし、例え見た目で破損や汚損がなくても、汚れていたり、壊れかかったりしていないとは限りません。連続使用はさまざまなトラブルの原因になる可能性があるため厳禁です。
また、連続使用時間にも気を付けましょう。ワンデーは1日用とはいえ、1日の中でも装着時間が長いと、目が疲れたり乾いたり、さまざまなトラブルを招く可能性もあります。目が乾いたらソフトレンズ用の目薬をさしたり、仕事や学校など使用する時間が終わったらすぐ外したり、快適に装着できるよう工夫しましょう。

痛みや違和感が出たら使用を中止する

使用中、痛みやかゆみ、違和感などが出たら、すぐにコンタクトレンズの使用を中止することも大切です。目に問題を感じながら使用し続けると、状況が悪化し、目に大きな影響を与えてしまう可能性もあります。視力を上げるコンタクトレンズで目の状態を悪くしてしまっては本末転倒です。
痛みや違和感などを感じた場合は、一旦コンタクトレンズはお休みし、メガネなどで代用して様子を見ましょう。なお、コンタクトレンズを外しても痛みや違和感が収まらなかったり、コンタクトレンズをつけるたびに痛み・違和感が続いたりするなら、目に異常が起きている可能性もあります。状態によっては速やかに医師に相談しましょう。

定期的に目の検査を受ける

コンタクトレンズは医療機器です。視力に合ったレンズを安全に使うため、定期検診で目の状態を確認するのも非常に大切です。
インターネットなどで気軽にコンタクトレンズを購入できますが、目の状態を理解しないままコンタクトレンズを使用し続けていると、ちょっとした変化に気付かずどのまま放置し、後から目に大きな悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
自覚症状がなくても、角膜にキズが付いていることもあります。目の状態は、定期検診に通えばしっかりチェックしてもらえます。健康的な目でコンタクトレンズを使用できるよう、検診は欠かさず受けましょう。

魅力たっぷりのワンデーコンタクトレンズで快適に過ごそう

ワンデーコンタクトレンズにはさまざまな魅力があります。正しく使えば、非常に便利なアイテムです。ぜひこの記事を参考に、ワンデーコンタクトレンズの利用を検討してみてはいかがでしょうか?使い勝手の良いワンデーコンタクトレンズで、快適な毎日を過ごしましょう。