メガネの洗浄やっていますか?自宅で簡単にできるメガネの洗浄法
目次
メガネに付着したスプレーがレンズに浸透する!?
メガネをかけながら、ヘアセットのためにヘアスプレーを使用することってありますよね。スプレーの成分にもよりますが、霧状のスプレーがメガネのレンズに付着したまま放置すると、その成分がレンズに浸透して後が残ることも。ほかにも整髪料や化粧品、洗剤などでも同様のことが起こりえます。
一度レンズに浸透してしまうと、汚れを落とすのはなかなか難しいため、付着した際は放置せず、すぐにメガネクリーナーで拭き取るよう心がけましょう。ここからは具体的なメガネのお手入れ方法についてご紹介します。
自宅でのメガネのお手入れ方法
プロが教えるメガネの洗い方(クリーナー編)
出典: YouTube
自宅でのメガネのお手入れはどうのように行っていますか?普段からやっているメガネのお手入れ方法が、実はメガネにとってよくない方法だったという話は少なくありません。きちんとしたメガネのお手入れ方法を実践してメガネを清潔に保ちましょう。
メガネのお手入れに必要な道具と準備
日々使用するメガネは、ほこりや花粉、皮脂などさまざまな汚れが目立ちます。そのため、こまめにお手入れはメガネを快適に使う上で大事なこと。自宅でいつでもメガネのお手入れができるように、以下のものを常備しておくと便利です。
・専用のメガネクリーナー
・吸水性のある綺麗なタオル、またはガーゼやティッシュ
またメガネの手入れをおこなう前に、メガネに汚れがついたらまずは水洗いをする習慣をつけましょう。メガネに汚れがついたからといって乾拭きをすると、目には見えないほどの細かな傷がレンズについてしまう恐れがあります。
メガネを洗浄する手順
1.軽く水洗いする
まずは傷を防止するためにも、軽く水洗いをします。お湯の使用は避けましょう。溝などについて取れない汚れは強くこすると傷の原因になりますので、メガネ専門店などに置いてある超音波洗浄器を利用するのがおすすめです。
2.吸水性のあるタオルやガーゼ、ティッシュペーパーで水分を拭き取る
水洗いが終わったら、吸水性のあるタオルやガーゼで水分を優しく拭き取ります。特にレンズの溝は水気が残りやすいため、しっかりと拭き取りましょう。
3.メガネクリーナーで油分汚れを落とす
メガネクリーナーをレンズの両面に吹きかけ、指のはらで伸ばして汚れを落とします。鼻パットやテンプル部分も忘れずに。その後ティッシュで優しく拭き取ります。
4.メガネクロスで仕上げる
仕上げは、メガネクロスを使用して汚れを伸ばさないよう、直線的に拭くよう心がけましょう。レンズ以外だけではなく鼻パットやテンプル部分も忘れずに。
メガネのお手入れでしてはいけないこと
メガネのお手入れをおこなう上での注意点がいくつかあります。まずは「お湯は絶対に使用しないこと」。お湯のほうが汚れが取れそうなイメージがしますが、お湯を使うとレンズの表面の反射防止コートなどのさまざまな加工にダメージを与えてしまいます。
また、「アルカリ性や弱アルカリ性の洗剤はNG」です。こちらも使用することで、反射防止などの被膜コートにダメージを与え、剥離してしまう恐れがあります。そのため、お手入れには専用のメガネクリーナーを使用するようにしてください。
超音波洗浄器の使い方と注意点
メガネのアイガン プロが教えるメガネの洗い方( 超音波洗浄器篇)
出典: YouTube
メガネ専門店などでよく目にする超音波洗浄器。最近では手ごろな価格で手に入れることができるため、自宅でも便利に利用できます。そんな超音波洗浄器も使い方を間違えれば逆効果に。きちんとした使い方を知ってメガネを綺麗に洗浄しましょう。
超音波洗浄器のメリットとデメリット
自宅でメガネのお手入れをすると言っても、馴れていない人の中には、メガネに傷が付いたりしてしまうのではないかと心配の人もいるのではないでしょうか。実際に自宅でのメガネのお手入れは、要領をつかむまでうまく綺麗にできないということもあります。
そこでおすすめなのが超音波洗浄器です。超音波洗浄器を使えば、特別なコツやテクニックがなくても誰でもメガネを綺麗にすることができます。また、レンズの溝の汚れや鼻パッド周りの細かい部分などの、人の手ではなかなか汚れを落としにくいところでも綺麗にできるというのも超音波洗浄器の大きなメリット。
ただし、メガネの中には超音波洗浄器の使用に向いていないメガネもあるため注意が必要です。
超音波洗浄器に必要な道具
超音波洗浄器を自宅で使用する場合、以下のものを準備しておくようにしましょう。
・水道水
・吸水性のある綺麗なタオル、またはガーゼ
超音波洗浄器でメガネを綺麗にする場合も、お湯は厳禁。超音波洗浄器でもお湯を使うとさまざまなコーティングが剥がれる原因になってしまいますので気を付けましょう。
超音波洗浄器を使う際の手順
1.超音波洗浄器に水を入れる
まずは超音波洗浄器に設定されている基準の量まで水を入れます。あまりに汚れがひどい時は中性洗剤を1,2滴垂らすとよいでしょう。
2.超音波洗浄器にメガネを入れて、タイマーをセットしてスイッチを入れる
超音波洗浄器に水を入れたら続いてメガネも入れます。メガネを入れる際は必ずレンズを上にして入れます。レンズを下向きにして入れると、レンズに直接振動が伝わってしまうので注意しましょう。基本的な洗浄時間は180秒。不安な人は短い時間からはじめて調整していくのがおすすめです。
3.水ですすいだ後に綺麗に拭き取る
超音波洗浄器からメガネを取り出したら、水道水で軽く洗い流します。その後、ティッシュペーパーや綺麗なタオルやガーゼで水分をしっかりと拭き取り、メガネクロスで仕上げれば完成です。
超音波洗浄器で使用できないタイプのメガネ
・フレームが劣化してしまったメガネ
長く使っているメガネでフレームが劣化しているものは、超音波洗浄器の中に入れると衝撃で壊れてしまう恐れがあります。そのため、超音波洗浄器にメガネを入れる前にネジのゆるみや金具の劣化などをしっかりと確認してから入れるようにしましょう。
・木製・革製・べっ甲製のフレームのメガネ
これらのフレームのメガネは超音波を通さない素材でできているため、超音波洗浄器に入れても効果が期待できません。また、これらの素材は水と相性がよくないので、材質が劣化してしまう恐れもあります。
・プラスチックレンズのメガネの長時間洗浄
最近のメガネのほとんどはプラスチックレンズのメガネになります。プラスチックレンズの場合、超音波洗浄器で洗浄すると超音波の振動で小さな傷が広がってしまう恐れがあります。そのため、プラスチックレンズのメガネを超音波洗浄器に入れる場合は、傷が入っていないかしっかりと確認しましょう。
・装飾の付いたメガネ
ジュエリーなどの装飾が付いたメガネは、変色や装飾が剥がれてしまう原因にもなりますので、超音波洗浄器の使用は控えたほうが無難です。
普段からメガネを清潔に保つための注意点
定期的にメガネを洗浄するだけでなく、普段からきちんとした使い方をすることで大事なメガネを末永く使うことができます。また、たまにはメガネ専門店に持ち込んでしっかりとしたメンテナンスをおこなうことも大切。
メガネを長持ちさせるための注意点
メガネを長持ちさせるために重要なことは、メガネをどこに保管しておくか。とくに最近主流のプラスチックレンズのメガネは、熱に弱いという性質があります。そのため、夏場の車内や窓際などの直射日光が当たる場所にメガネを置いておくのはやめましょう。
また、メガネに汚れがついた場合の乾拭きも、レンズに傷が付く原因になりますので注意が必要です。レンズに汚れが付いた場合は、軽く水洗いして汚れが取れた後に拭き上げましょう。
定期的にお店でのメンテナンスを
簡単なお手入れだけなら自宅でも行えますが、かけ心地の調整やゆるみの調整などはお店でメンテナンスを行うのがおすすめです。また、鼻当てのパットまわりなどの汚れが落ちにくい部分は、お店で定期的に交換するようにしましょう。
おすすめのメガネ洗浄器
超音波洗浄器ソニクリア
布やブラシでは落ちないメガネの汚れや、皮脂のついた鼻あてもすっきり洗浄できるのがこちら。超音波の振動により発生する細かい気泡がはじける瞬間に出る“衝撃波”により、微細な汚れを粉砕します。メガネのほか、ジュエリーや時計の金属バンド、入れ歯、電気かみそり刃、くしやフォークなども洗浄できます。
超音波洗浄器ソニクリア UC-600BK
4,180円(税込)
メガネは1日中かけているとお化粧や皮脂、ホコリなどでかなり汚れています。汚れているレンズを拭いてしまうと、ホコリでレンズを傷つけてしまう可能性があります。超音波洗浄器を使えば、拭くことができない細かい部分まで簡単洗浄!
メガネを洗浄して清潔に保とう
正しいメガネのお手入れは日々清潔に過ごせるだけでなく、メガネを長く使い続けることにつながります。そのため、精神的にも金銭的にもプラスになりますので定期的にメガネのお手入れをしっかりとおこなうことをおすすめします。ここでご紹介したメガネのお手入れの方法をぜひ役に立てていただければ幸いです。