メガネのレンズ交換はどのタイミング?扱い方で寿命が変わる

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メガネのレンズ交換はどのタイミング?扱い方で寿命が変わる
軽く扱いやすいプラスチックレンズですが、壊れるまではそのまま使っていても大丈夫と思っている人も多いのではないでしょうか。「見えづらくなった」「汚れが落ちにくい」など不具合を感じたらレンズ交換のサインかも知れません。メガネのレンズ交換をするタイミングやレンズの寿命を延ばす方法などご紹介していきます。

メガネのレンズ交換をするタイミングはいつ?

ひび割れ以外でもメガネのレンズには寿命があります。目に見える変化が無くても、レンズ交換をするタイミングがあるのでご紹介します。

レンズの寿命と経年劣化

メガネレンズといえば昔はガラスレンズが主流でしたが、現在ではプラスチックレンズが主流となっています。プラスチックレンズの寿命は2~3年といわれていますが、寿命の範囲内だからといって安心はできません。プラスチックレンズは使用するうちに経年劣化します。紫外線や熱、水分の吸収などが原因となり、レンズの色が徐々に黄色っぽく変色していきます。これは、メガネの扱い方や生活環境などが影響するため、寿命内といっても安心はできないのです。

視力の低下、度数が変わったら

メガネは視力を矯正するアイテムなので、視力が低下して見えにくくなってきたらレンズ交換をしましょう。視力に合っていないレンズは疲れ目や肩こり、頭痛の原因となります。また、見えにくいことがストレスにもなります。視力に合わないレンズは目だけでなく、体全体の不調にも繋がる可能性があるので、早めに眼科やメガネ専店を訪れましょう。

新しく作ったメガネが見えすぎる場合も、メガネ店で相談するのがおすすめです。見えすぎる場合も疲れ目や肩こりなどの原因となりますので注意しましょう。

「見えづらい」の原因は汚れではなくキズかも

レンズを拭いても汚れが落ちない、なんだか見えづらい、と感じることはありませんか。もしかするとそれは汚れではなくキズが原因かも知れません。レンズにほこりがついたまま拭いてしまったり、レンズをぶつけてしまったりなど、様々な原因でレンズにキズがついてしまう場合があります。

また、プラスチックレンズには撥水や反射防止コート、レンズを保護するコーティングがされており、コーティングのキズはうっすらと見えるので汚れと勘違いしてしまうこともあります。

コーティングが剝がれた

プラスチックレンズは熱に弱い素材のため熱くなると膨張しますが、表面のコーティングは膨張しません。そのためレンズが膨らむとコーティングが引っ張られひび割れを起こすことがあります。

ひび割れした状態で使用したり、薬品などがレンズに付着したりするとコーテイングが剥がれる原因となります。さらに汚れと勘違いして拭いてしまうと、さらにコーティングの剥がれが広がってしまいます。コーティングの剥がれは見え方にも影響するため、レンズ交換が必要です。

【メガネのレンズ交換】費用や時間の目安

メガネのレンズ交換をする際は、費用や時間なども気になりますよね。ここでは、レンズ交換での気になる点やコーティングレンズの種類をご紹介します。

レンズ交換にかかる費用や時間

選ぶレンズの価格によってレンズ交換にかかる費用は違ってくるので、店舗で確認すると安心です。メガネを購入した店舗であれば、保証内無料サービスなどもあるため確認してみましょう。

また、店舗によってはレンズ交換を受付けていない場合もあるので、他店で購入したメガネでもレンズ交換をして貰えるのか確認しておくと安心です。

また、「見えにくいのはレンズのせいかも」と思っていても、フレームが歪んでいる可能性もあります。不調を感じたらまずはメガネ店で相談してみましょう。レンズ交換が必要かどうかに加え、費用やレンズの説明など詳しく相談にのってくれます。

レンズ交換にかかる時間については、店舗によって異なるため、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。店舗に在庫のあるレンズであればそれ程時間はかからないことが多いですが、取り寄せや特殊加工のレンズなどは日数がかかる可能性もあります。

お気に入りのフレームはそのまま使いたい。レンズ交換だけでもOK

「お気に入りのフレームをそのまま使いたい」そんな時はレンズだけ交換するのがおすすめ。最近ではフレームとレンズのセット販売が主流となっていますが、フレームに問題がなければレンズのみの交換も可能な場合がほとんどです。

他店で購入した持ち込みのフレームでも交換可能な店舗もあります。愛眼ではメガネのフレームとしての強度や経年劣化などフレームの状態を見てレンズだけの交換も可能です。さらに、交換後6か月以内であれば度数が変化した際、無料でレンズ交換に対応してくれます。

ただ、店舗によってはレンズ交換できない場合もあるので、あらかじめ確認をしておくと安心でしょう。

快適なレンズでクリアな視界に、愛眼の特殊コーティングレンズ

愛眼は特殊コーティングレンズの種類が豊富。現在のレンズで気になることがある方は、レンズ交換の際に検討してみてはいかがでしょうか。

<バリアクリーン>
プラスチックとガラスの両方のレンズに対応している新開発の防汚コーティング。水や汚れをさっと拭き取れるので毎日のお手入れが簡単です。

プラスチックレンズには、より高い撥水性や撥油性、耐擦傷性のバリアクリーンZもあります。

<帯電防止コート>
プラスチックレンズの静電気を逃して、ホコリや花粉が付着するのを防いでくれる帯電防止コート。メガネレンズは乾拭きするだけでも帯電します。静電気を帯びたレンズは、ホコリや花粉を寄せ付けるためレンズが傷つく原因にもなります。
特に花粉が気になる季節におすすめのコーティングです。

<曇り防止コート>
料理中や食事、スポーツ、マスク使用時などにプラスチックレンズが曇るのを予防してくれるコーティングです。さらに、定期的なメンテナンスとして親水性の高いメンテナンスクリーナーを塗ることで強力な曇り止め効果と持続性を発揮してくれます。

メガネの扱い方も大切。レンズ交換の時期を遅らせよう

メガネの扱い方や毎日のケア方法でレンズの寿命を長くすることができます。

レンズは温度に弱い

プラスチックレンズには強度を高めるハード膜と反射を抑える反射コート膜がコーティングされています。先述したように、プラスチックレンズは高温になると膨張する性質をもっていますが、コーティング剤は膨張しません。そのため60℃以上の環境に長時間放置するとプラスチックが膨張し、ひび割れや歪みの原因の一つとなります。メガネを置く場所の温度には十分注意するようにしましょう。

正しい拭き方でレンズを守る

メガネを拭く時は、専用メガネ拭きがおすすめです。専用ではないクロスを使用すると、ホコリや砂でレンズに傷がつくこともあります。

レンズのお手入れの際は、まず水で汚れ洗い流し、水分を十分拭き取ってから専用メガネ拭きで拭いてください。汚れが酷い時はメガネ専用クリーナーを使いましょう。拭く時はメガネのフレームではなく、ブリッジ部分を持って左右に優しく拭きます。

それでも汚れが落ちにくい時は、メガネ店で超音波洗浄をしてもらうと綺麗になります。

置き方にも注意。メガネケースを使おう

メガネを外した時に、なにげなくテーブルに置いていませんか。メガネは置き方にも注意が必要です。レンズを下にして置くのはキズがつく原因になります。基本はテンプルをたたんでメガネケースにいれるか、メガネスタンドに立てるのがおすすめです。

そのままテーブルに置く場合は、フレームのサイドを開いてレンズ部分を上にして置くとレンズにキズがつかず、フレームのネジが緩むのを防いでくれます。

用途に合わせてメガネを使い分ける

一つのメガネで、全ての視力矯正を完全にすることは無理な場合があります。メガネには適切に見える距離があるため、使用環境に合わないメガネは目に負担がかかります。

仕事用や運転用、読書用、パソコン用など使用環境に合ったレンズを選択することで、目の負担やストレスを軽減することに繋がります。

紫外線をカットするUV対策やブルーライトカットなど、さまざまな種類のレンズが販売されているので使用環境に合ったメガネを使い分けてみてはいかがでしょうか。

メガネは正しいタイミングでレンズ交換をしよう

レンズが壊れる以外にも、レンズ交換の時期には様々なタイミングがあります。しかし、そのタイミングを知らずにそのまま使っていることも多いもの。また、使い方によっては、レンズだけでなくフレームも歪んでしまっていることもあります。「見えにくい」「違和感がある」など不具合を感じた場合は、購入店やメガネ専門店へ早めに相談しましょう。