「聞こえ」を改善すると認知症予防に!「聞こえの相談会」を8月23日(金)~9月30日(月)の期間で全国のメガネのアイガンで実施

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「聞こえ」を改善すると認知症予防に!「聞こえの相談会」を8月23日(金)~9月30日(月)の期間で全国のメガネのアイガンで実施
メガネ・補聴器を販売する「メガネのアイガン」では、2019年8月23日(金)から9月30日(月)の期間にて、全国のメガネのアイガン242店舗において、「聞こえの相談会」を開催します。「聞こえの相談会」は、加齢によっておこる難聴に不安を感じている方に対して、補聴器について気軽に相談できる場所があることを知っていただくことを目的に開催しており、2017年よりスタート、今年で5回目の開催となります。

「聞こえの相談会」開催の目的

難聴の方は国内で約1,400万人いるといわれ、社会の高齢化ともに増加傾向にあります。2017年の国際アルツハイマー病会議では、「難聴は認知症の原因の約9%を占め、予防できる要因のなかで最も大きいリスク因子である」と指摘されました。

聴力が低下すると、会話を理解するために聞き取りにかなり集中しなければならず、脳に余分な負担がかかります。その結果、脳の認知機能の負荷となり、社会的孤立やうつ病に繋がり、脳の萎縮が加速することが確認されています。

また、補聴器を持っていない難聴者は、補聴器販売店がどこにあるのか知らない方が62%もいるというデータも発表されています。加齢による聴力の衰えは40歳前後からゆっくりと進行するといわれているため、本人が気付いていないケースも多くあります。

このような社会背景を踏まえ、
①多くの方に認知症発症の危険因子となっている難聴について関心を持っていただくこと
②加齢によっておこる聞こえにくさに不安を感じている方に対して、補聴器について気軽に相談できる場所がある
ことを知っていただき、難聴の早期対応・認知機能低下の予防につなげていくこと
を目的に、「聞こえの相談会」を開催いたします。

聞こえの相談会 概要

期間:2019年8月23日(金)~9月30日(月)
実施店舗:メガネのアイガン242店舗(2019年7月31日時点)
内容:1. 加齢性難聴や補聴器についての相談受付
   2. 聞こえの状況の簡易測定
   3. 測定した聞こえの状況をご説明
   4. 最新補聴器の体験ができます
   5. 聞こえ年齢チェック無料券配布

参考

◆2017年7月、国際アルツハイマー病会議(AAIC)において、ランセット国際委員会が「認知症の症例の約35%は潜在的に修正可能な9つの危険因子に起因する」と発表しました。「難聴」は「高血圧」「肥満」「糖尿病」などとともに9つの危険因子の一つに挙げられましたが、その際「予防できる要因の中で、難聴は認知症の最も大きな危険因子である」という指摘がなされています。

◆2019年6月18日(火)に「認知症施策推進大綱」がとりまとめられました。
従来、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)により進められていた施策も含めて、新たな大綱に基づいた施策が推進しています。