小学生親子のメガネ選びに密着!~成長に合わせたメガネで快適に~
目次
今回、Aigan STYLE編集部がメガネ選びに密着したのは…
メガネの愛眼 横浜本店に来店された、4月から小学2年生になるお子さんとそのお母さん。
1年生の時に縄跳びをすることが多く、落としたりずれたりしているのを気にしていたとのこと。今までは、ジュニアメガネをかけていたのですが、幅が少し小さく感じるようになったので、このタイミングで新調することにしたそうです。
今回、お子さんのメガネを提案したのは店長の山崎。自身の子どももメガネをかけていることから、メガネ選びの際には、プロの視点と実体験を交えて、親子が安心できるように丁寧な提案をおこなっています。
横浜本店内には、愛眼の子どもメガネ専門店「アイフィー愛眼」もあり、子どものことを考えて設計されたメガネが豊富に揃っています。
STEP1:カウンセリングで不安を解消
まずはカウンセリングでメガネ選びの下準備。メガネを作ろう(買い換えよう)と思った経緯や、現在の目の見え方など、気になる点や要望をコミュニケーションを取りながら丁寧に伺っていきます。子どもの場合、メガネをかけることに抵抗があることも多いので、丁寧なカウンセリングで不安や悩みを解消していきましょう。
今のメガネは何本目?
現在かけているメガネは1本目で、約3年ほどかけているとのこと。レンズは2個目で、はじめてメガネを作った時から見えにくくなったので、レンズを度数の強いものに変えたそうです。
気になる目の症状は?
お母さんいわく、お子さんには、目の屈折異常である「遠視」があり、裸眼ではものがぼやけて見えるそう。
子どもの場合、遠視があっても日常生活では不自由がなさそうに見えることも多いですが、視力検査をすると視力が十分でないこともあります。そのままにしておくと、集中力に欠け、細かな作業が長続きしなくなったり、ピントを無理に合わせようとして内斜視になったりといった症状が現れます。
さらに、遠視が原因で視力の発達が妨げられる「弱視」になることも。弱視にならないためには、子どもの頃から眼科で視力検査を受けることが大切。また、小児弱視により治療用眼鏡などが必要になった場合、9歳未満であれば保険適用も受けられます。早期発見、早期治療が望ましく、3歳での視力検査が重要です。
子どもは眼軸長の変化や眼球もまだ成長段階。大人の目になるのが6歳から7歳頃なので、今回取材したお子さんの年齢とほぼ同じです。ちょうど子どもの目から大人の目に移行している段階といえるでしょう。子どもは、見えることで脳が成長するといわれています。そのため、適切な視力で見ることが、この時期の子どもにとって大変重要といえます。
お子さんは遠視の視力矯正をしている最中。視力の矯正を目的としたメガネを作成する際には、眼科の処方箋が必要となります。そのため、今回はあらかじめお母さんに処方箋を用意いただき、店舗では利き目の確認と今つけているメガネがどの程度見えているかの確認のみおこないました。
お子さんが手遅れになる前に!子どもが3歳児までに視力検査を受ける重要性 - Aigan STYLE(メガネ・めがね)
STEP2:視力測定をおこないレンズを決定
カウンセリングのあとは視力測定に進みます。愛眼では丁寧な視力検査を通して、お子さんの目の状態に合ったレンズをご提案します。レンズ選定後は実際の見え方をチェックし、微調整をおこないます。
度数をチェック
レンズのカーブと光の屈折で度数を計っています。
利き目のチェック
現状の視力をチェック
お子さんがメガネをかけた時の視力は0.9と1.0。
1回目に視力検査をした時から時間が経ち、2回目に検査した時は視力が下がったと思っていたそうです。しかし、今回視力測定をおこなったところ、視力が落ちたのではなく、遠視が少し減って、成長とともに近視よりに変わってきていることがわかりました。
国は0.7から1.0がみえていれば問題ないとしています。小学校の教室の1番後ろでも0.7あれば見えるので、これだけ視力があれば十分といえます。
最後に見え方の微調整
STEP3:メガネのフレーム選びは「フィット感」が重要
カウンセリング・視力測定が終われば、いよいよフレーム選びです。子どもの場合、「メガネをかけたくない…」という心理が働いてしまうことがあるので、楽しくかけられるお気に入りのフレームをみつけることが大切。また、毎日を快適に過ごすための「フィット感」も重要です。メガネをかけていてもお友達と元気に動き回れるように、しっかりとフィッティングをおこないます。
ジャストフィットのフレームを選ぶ
フレーム選びの際にはフィッティングが欠かせません。レンズはサイズごとに分かれていますが、同じサイズでもフィット感が異なるので試着やメンテナンスが重要です。
子どもは成長するからと大きめを選ぶ親御さんもいますが、ジャストフィットを選ぶことが大切。
子ども専用に開発されたメガネフレームもあり、お子さんに人気のスニーカーブランド「俊足」からもフレームが発売されています。あたりが柔らかく、スポーティーなテイストが特徴です。
フィッティングのポイント
フィッティングの際は、下記のポイントをチェックします。
1.レンズの中心に黒目がきているか
2.瞳孔間距離(右の黒目から左の黒目までの距離)に適したデザインを選んでいるか
3.フレームの横幅が頬骨に合っているか
さらに、子どもは鼻の骨が成長段階なので、できるだけ鼻に負担をかけないようにサドルパッドをつけるのがおすすめです。また、大人も子どももですが、耳の位置や高さには左右差があるので、こちらもしっかりとチェックし、微調整していきます。
STEP4:お気に入りのメガネが決定!
今回、お子さんとお母さんが選んだのはシューズでも人気のスポーツブランド、「ニューバランス」のメガネ!
耳の後ろにズレ防止のストッパーがついており、普段と運動時それぞれに合わせて調整することができます。縄跳びが大好きというアクティブなお子さんにぴったりの機能ですね。
特に、ストッパーをカチカチ動かす楽しさと色が気にいっているとのこと。はじめは水色で探していたのですが、選んでいる途中からピンクも気になり、たくさん見てみた結果、間をとって紫が1番気に入ったそうです。
子どもの成長に合わせたメガネ選びはメガネの愛眼で
子どもは生活の中でレンズを触りやすく、アクティブに遊びます。そのため、3ヶ月に1回はお店を訪れ、レンズのクリーニングや調整をおこなうのがおすすめです。
あわせて、眼科での視力検査も重要です。子どもの視力は落ちる前に、気づいて治療することが大切。しかし、毎日接している親御さんでも視力変化に気付きにくいこともあります。また、学校の視力検査は近視の検査がメインなので、遠視が見逃されてしまうことも。そのため、定期的に眼科へ通い、視力検査を受けるようにしましょう。
メガネは成長途中の子どもの目をサポートする大切なアイテム。メガネ選びに疑問や悩みがあるという方はぜひ、メガネの愛眼にご相談ください。経験と知識豊富なプロのスタッフが、子どもならではのポイントを押さえたメガネ選びをお手伝い致します。