認知症の危険因子、難聴。難聴の早期発見を目指す「聞こえの相談会」とは

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認知症の危険因子、難聴。難聴の早期発見を目指す「聞こえの相談会」とは
加齢や糖尿病などの要因に加え「難聴」も認知症発症の要因となりうることを知っていましたか?愛眼では難聴の早期発見と対策の普及を目指し、「聞こえの相談会」を定期的に開催しています。今回は、神奈川県座間市の「イオンモール座間」で開催した相談会の様子をご紹介します。

難聴は誰にでも起こりうること

出典: Hands Human Old - Free photo on Pixabay

加齢とともに衰える聴力

若者には聞こえるのに中年以降の方には聞こえない音があるのを知っていましたか?「モスキート音」(※)と呼ばれるその音は、テレビやインターネットのニュースでも話題になりました。

実は、聴力の低下は30代から徐々に始まるもの。誰でも加齢による「難聴」になる可能性があるのです。

※蚊の羽音のようなキーンという高い音のこと

加齢から起こる難聴は一般的に高い音から聞こえづらくなっていき、特に子音が聞き取りづらくなるのが特徴。そのため「さかな」と「たかな」、「しちじ」と「いちじ」など子音で大きく意味が異なるワードが聞き分けづらくなり、放っておくと他者とのコミュニケーションが徐々に困難になっていくのです。

難聴は認知症の危険因子の1つ

さらに、難聴は認知症を引き起こす危険因子の一つに挙げられています(※)。

上述のように難聴によってコミュニケーションが上手くいかなくなると、多くの難聴者が周りの人との関わりを避けるように。このような孤立と意欲の減退が認知機能の低下を招き、認知症を発症する原因だと言われているのです。

※2015年1月に策定された新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)より

難聴の早期発見・対策に取り組む、愛眼「聞こえの相談会」

健康寿命を延ばすためにも、難聴は私たち一人ひとりがしっかりと向き合わなければならない問題です。

そんな難聴の早期発見と対策を1人でも多くのお客様にご提案すべく、愛眼が定期的に開催している「聞こえの相談会」。この催しでは、ご相談者様のカウンセリングと補聴器の体験を提供しています。

今回は神奈川県座間市の「イオンモール座間」で行われた相談会をご紹介します。

誰のための相談会?

「聞こえの相談会」は50代以上で加齢による聴力の衰えを感じている方やそのご家族を対象に開催しています。もちろん、聴力の衰えを感じていなくても、自分の「聞こえ」の状態を知りたいという方の相談もお受けしています。

スタートは、「どれくらい聞こえているのか」のチェックから

相談会ブースには、自分の聴力を手軽にチェックできるコーナーを設置。今回は、美しい映像を楽しみながら鳥の鳴き声を聞くことでご自身の聴力をチェックしていただける動画を用意しました。

経験豊富な相談員が「聞こえ」の状況をお伺い

さらに、「聞こえの相談会」ではすでに補聴器の購入を検討している方がその場ですぐカウンセリングを受けられるコーナーも用意。

長年店舗で補聴器の販売を行ってきた経験豊富な愛眼の相談員がご相談者様の状況を伺い、愛眼で取り扱っている補聴器の中から適したものを提案します。もちろん、相談ブースでは実際に補聴器を手に取ってサイズ感や聞こえ方を体験することができますよ。

補聴器はレンタルも可能!

実は補聴器のレンタルサービスも提供している愛眼。

カウンセリングで補聴器に興味を持った方は、「聞こえの相談会」ブースから同施設内にあるメガネのアイガン店頭にて補聴器の調整やかけ比べをしていただいた上で、ご自宅で2週間のお試しレンタルしていただけます(両耳3,000円より)。

大事なのは対話のきっかけ

「今、楽しみにしていることは何ですか?」

ブースに立つ愛眼の相談員が一番大切にしているのは、ご相談者様との「対話」です。

「まだまだ現役だから、補聴器なんか無くても大丈夫」と意固地になってしまいがちなご相談者様のお気持ちを、少しずつほぐしていくように対話を重ねていき、その方のライフスタイルからお困りになっていることを引き出していきます。

例えば、今回の「聞こえの相談会」で相談員を務めた補聴器のエキスパートである山本は、「趣味は何ですか?」という質問は決してしないと言います。その理由は、YESかNOで答えられるような質問だとNOだった場合にそれ以上会話が発展しないから。

その代わりに「今、楽しみにしていることは何ですか?」と聞くのだそうです。

お友達とお酒を飲むことを楽しみにされているご相談者様であれば、「ガヤガヤした場所でご友人の声が聞き取りにくいことはありませんか?」というように、ご相談者様のライフスタイルや生活環境を把握した上で、「聞こえ」に関して何をどう困っているのかまで深掘りしていきます。

ご自身の「聞こえ」に不安がある方は

目も耳もお歳をとっても若々しくいてもらいたい。補聴器やメガネをつけることで人生のクオリティを上げ、いつまでもお元気でいて欲しい。そんな想いを込めて開催している愛眼の「聞こえの相談会」。

愛眼では定期的にこの相談会を開催しています。また、店舗ではメガネだけではなく、補聴器の相談・販売も行っていますので、ぜひお気軽にお越しください。

※聞こえの詳細な検査は、耳鼻科専門医を受診してください。
※補聴器は適切なフィッティング調整により、その効果が発揮されます。しかし、装用者の聞こえの状態によってはその効果が異なる場合があります。