老視(老眼)・近視・遠視・乱視とは?見え方の違い

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老視(老眼)・近視・遠視・乱視とは?見え方の違い
年齢を重ねるにつれて悩む人が増える「老眼」。いずれは自分もなると思いながらも「老眼」は突然やってきます。そもそも「老眼」とは、どういう状態なのかご存知ですか。実際「老眼」になってしまったら、どうすべきなのかが分からない方も多いはず。ここでは「老眼」の基礎知識から予防や対策までをご紹介します。

「老眼」とは?

「老眼」とは、一体どういった症状なんでしょうか?元の視力と関連性はあるのでしょうか?
意外と知らない「老眼」の基本についてご紹介します。

なぜ老眼になる?

「老眼」とは、加齢によって自然に起こる老化現象です。

一般的に、年齢とともに近距離でものを見るときのピントが合わせづらくなり、手元の距離で小さな文字などが見えづらくなる状態が「老眼」です。

元の視力と老眼の関係は?

元の視力と老眼は、関係がありません。
視力が良くても悪くても、老眼になります。

老眼をチェックする方法

近くが見えづらいと感じたら、簡単なセルフチェックをしてみると良いでしょう。

・人差し指の腹を目の前にかざし、どんどん遠ざける
・人差し指の指紋がくっきりと見える、つまりピントが合うところで指を止める
※普段メガネやコンタクトレンズを常用している方はその状態でチェックください。

指を止めた位置が30cm以上離れてる場合は、老眼鏡が必要と言われています。

老眼の進行速度は早い

老眼は症状の進行速度が早いです。そのため、年に一度の眼科の受診と、半年に一度メガネ店への計測をおすすめします。定期的に通い、自分の目の状態を把握しておきましょう。

老眼と近視・遠視・乱視の見え方の違い

続いて、近視や遠視、乱視の見え方、老眼になった場合の見え方を解説します。

遠くが見にくい「近視」

近視とは、近くのものにピントが合いやすく、遠くのものが見えにくい状態を指します。近視であれば老眼になったとしても裸眼でものを見れるため、気づかないかもしれません。
近視の人は老眼になりにくいと言われていますが、老眼による症状を自覚しにくいだけで、実際は近視でも老眼になります。

近くが疲れる「遠視」

遠視とは、まったく調節しない時に網膜の後方でピントが合うため、遠くを見る時は少しの調節で見え、近くを見る時は強く調節をしないとはっきり見えない状態を指します。 遠くでも近くでも調節が必要になり、目が疲れやすいです。

ものが二重に見える「乱視」

乱視とは、角膜や水晶体のゆがみにより、目に入る光が網膜上で一点に合わず、物の輪郭がダブって見える状態を指します。重度の乱視でも近くのものはかろうじて見えますが、老眼になると矯正なしでものを見るのは難しいです。

近くにピントが合わない「老眼」

加齢とともにピント調整を行う水晶体が固くなり、厚さが変えられなくなってきます。そのため水晶体が縮むことができず、近くにピントが合わせられなくなる状態が「老眼」です。
最近は若い方でもスマホ老眼(後述)という一時的な老眼になると言われています。

老眼の症状とその影響

老眼の初期症状について、スマホ老眼の症状にも触れつつお話します。また老眼を放置すると身体にどのような悪影響を及ぼすのか、併せてご紹介します。

老眼の初期症状

老眼になるとピント合わせに時間がかかるため、近くの文字が見えづらくなります。大体40代から自覚症状は表れると言われています。

昼間に仕事などで近くを見ていることが多い場合、夕方に遠くを見るとかすんで見えるといった初期症状が現れるでしょう。その後手元が見えにくい、細かい文字が読みにくい、暗い場所でものが見えにくいといった症状になります。

老眼を意識したタイミングで最も多いのは「新聞や雑誌を読んでいるとき」

老眼気味の方と老眼を矯正している方の男女238名に、老眼を意識するようになった状況や場面についてアンケートを取ったデータをご紹介します。

やはり、なにか文字を読もうとしているタイミングに、老眼になったことを意識する方が多いようです。4番目に多い「針に糸を通すなど裁縫をしているとき」は、普段でも難しいことなので老眼になった方が作業するのはなかなか大変そうですよね。

年齢問わず発症するスマホ老眼

小さな子どもや20代から30代に急増しているのが「スマホ老眼」。

スマホ老眼とは、一時的に起こる「目の調節機能の低下」を指し、日中のPC作業や、スマホを長時間見続けることで引き起こされます。
目を休めることで多くの症状は治りますが、目に悪い影響を与えることは間違いありません。

老眼によって起こりうる影響

老眼になると近くの文字が見えづらく、ストレスが増えます。それだけでなく、老眼を放っておくと、眼精疲労からあらゆる体調不良が引き起こされます。よく見られる症状としては頭痛や吐き気、肩こりや食欲不振などが挙げられ、老眼をそのままにしてしまうと、健康的な毎日が送りにくくなるでしょう。

老眼の予防と対処法

老眼は食生活や生活習慣に配慮すると、症状を軽減したり、進行を遅らせたりできる可能性があります。老眼はいずれ訪れるものですが、ここで紹介する予防策や対処法をチェックし、症状が悪化しないよう気を付けましょう。

目のストレッチや軽い運動をする

日中PC作業が多い方は、日頃から目の周りの筋肉を動かすことが大切です。PC作業を1時間程度行ったら、目を10分間休めましょう。その際、遠くの景色と近くの景色を交互に見るようにしてください。

また、目を閉じて眼球をゆっくりぐるぐると動かすのも効果的です。ただ、やりすぎると気分が悪くなるので、注意が必要です。

寝不足だと目のピントが合わせづらいため、質の良い睡眠を取ることも大切。ストレッチや足踏みなどの軽い運動を寝る前に行う、日頃からウォーキングをして、身体の血のめぐりを良くするのもおすすめです。

サプリメントを摂る

サプリメントも予防に効果があると言われています。具体的にはホウレンソウやニンジンなどに含まれ、もともと水晶体の中にもある物質である「ルテイン」、目のピント調整に必須な「アスタキサンチン」、そして目の疲れをとる「ビタミンB1、ビタミンC」を積極的に摂取すると、目に良いと言われています。

目薬を利用する

目薬を利用して、目の疲れをとるのもおすすめの対処法です。ネオスチグミンメチル硫酸塩入りの目薬は、目の疲れをとる効果が期待できます。スマホ老眼の対策にも効果的なので利用してみましょう。

紫外線から角膜を守る

日中の大半を外で過ごす場合、紫外線が角膜に悪い影響を与えると言われています。紫外線の影響を抑えるには、UVカット加工のサングラスや帽子などが効果的です。

老眼になった場合の矯正方法

老眼で手元が見えにくくなってしまった場合でも、メガネやコンタクトレンズを使用すれば近くのものが見えやすくなります。ここでは、老眼になってしまった場合の矯正方法をいくつかご紹介します。

老眼鏡で矯正する

最も老眼の矯正に用いられるのは、やはり老眼鏡です。老眼鏡は最近では「リーディンググラス」という名前でも呼ばれます。また、遠距離、近距離ともに見る場面が多い人には、遠近両用メガネの使用もおすすめです。

多くの眼鏡店は店内で視力測定もできますが、老眼以外の目の病気が気になっている方は、老眼鏡や遠近両用メガネを作る前に、一度眼科に足を運びましょう。

遠近両用コンタクトレンズで矯正する

最新の遠近両用コンタクトレンズは、遠くも手元もきれいに見え、瞬時にピントが合うように作られています。しかし、慣れるのに時間がかかる、十分に使いこなせないなども考えられるため、しっかり試してから使うと良いでしょう。

手術で矯正する

手術という手もありますが、老眼手術をしても100%老眼が改善するわけではありません。一般的な「レーシック手術」で老眼は治療できません。

老眼手術には2種類あります。「アキュフォーカス」と「モノビジョン・レーシック」です。
片目の角膜にリングを入れ、ピンホール効果で見えるようにする方法を「アキュフォーカス」と呼び、片目だけハッキリ見える状態になります。

「モノビジョン・レーシック」とは、遠近両方見えるように。片目は遠くが、片目は近くが見えやすくなるという特殊な方法です。

どちらも術後数週間は見え方に違和感がありますが、徐々に慣れていきます。
ですが保険が適用されない手術になるので、手術はよく考えて行いましょう。

メガネのアイガンおすすめの老眼鏡

メガネのアイガンではかけ心地が良く、おしゃれな老眼鏡を取り揃えています。また、通常のメガネもオーダーで老眼鏡に変更可能なため、ファッションアイテムのようにおしゃれに身に着けられるでしょう。ここでは、メガネのアイガンおすすめの老眼鏡を紹介します。

CLAUDIA FOREST(度入り可能)CLA-1013

やわらかで優しい印象のオーバル型のメガネ。丸みのあるテンプルが、フェミニンなカジュアル感を演出します。立体ブリッジが鼻筋をすっきり見せて美人顔に、さらにフロント部内側のツヤ感で顔色を明るく見せてくれるでしょう。おしゃれな老眼鏡として、活躍してくれますよ。

価格:¥19,980(税込)

kohoro (度入り可能)KH-1008

生活や自然の中のナチュラルな色彩をモチーフとしたメガネは、ラウンドとボストンの良いところをかけ合わせた玉型デザインです。肌触りの良いテンプルが、快適なかけ心地を叶えます。他にはない色合いのメガネが特別な1本となるでしょう。

価格:¥16,500(税込)

眼鏡専門店の読書グラスGR32-BR/DM

アイガンでは既製品の老眼鏡も多数取り扱っています。こちらはトレンドのボストン型メタルに、弾性テンプルを組み合わせた既製老眼鏡。ヴィンテージ感のあるデザインが魅力です。紫外線を99%、ブルーライトを42%以上カットするUV400のレンズを使用しています。

価格:¥2,200(税込)

老眼とは誰にでも起こる老化現象だが、矯正すれば快適に過ごせる

老眼は遅かれ早かれ、誰でもなってしまうものです。老眼になってしまっても、メガネやコンタクトを正しい方法で着用すれば、快適に過ごせます。少しでも見え方に異変を感じたら、眼科を受診したり、老眼鏡を着用したりするなど適切な対策を行ってくださいね。

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