補聴器の注意点

AFTERCARE

補聴器は「聞こえ」とともに変化するパートナー

補聴器は購⼊してからしっかり聞こえるようになるまで、少し時間がかかります。今まで聞こえていなかった様々な⾳が聞こえるようになるので最初は違和感を覚えますが、徐々に慣れていきます。個⼈差はありますが、およそ3ヵ⽉で補聴器を通して聞こえてくる⾳に慣れると⾔われています。
ただ、若い頃と同じように聞こえるのは補聴器を装⽤しても難しいですが、快適な聞こえのためにも早めの装⽤がオススメです。
補聴器は「聞こえ」とともに変化するあなただけのパートナーです。定期的に調整することで快適に使う事が出来ます。

⻑く快適に使い続ける為に必要なこと

初めて補聴器を使う場合、ほとんどの⽅がすぐにある程度の効果を⾃覚できます。
しかし、本来の効果が発揮され、慣れるのには3ヶ⽉ほどかかると⾔われています。
また、「聞こえ」の程度により効果には個⼈差があります。

補聴器に慣れるための練習⽅法

補聴器に慣れないうちは、しっかり聞こえるように⼤きくすると、疲れることがあります。
今まで聞こえていなかった⾳が聞こえるようになりますが、必要な⾳と不必要な⾳を脳がうまく分別することができず、全てを意識してしまうからです。慣れてくると次第に不必要な⾳は気にならなくなります。下記のステップで補聴器の⾳に慣れていきましょう。

  • 静かな居間などで2⼈で話す
  • テレビのニュースを聞く
  • 買い物や散歩に出かける
  • レストランやスーパーなどで数⼈と話す
  • なるべく⼀⽇中補聴器を着ける

補聴器を違和感無く⾃分の体の⼀部として使えるようになるまでには時間が必要です。
また、慣れないうちに補聴器を⻑い時間使うと疲れたり、体調を崩してしまう事があります。
そのような時は休息を取りながら補聴器を使⽤するか、体調が整ってから使⽤するようにしましょう。

症状が改善しない場合は、⽿⿐咽喉科医にご相談下さい。

電話で使⽤する際の注意点

電話は相⼿の顔の表情や⼝の動きが⾒えず、会話が聞き取りにくい場合があるので、静かなところで電話しましょう。 補聴器をつけて電話する場合は、補聴器のマイクから2〜3cm程の距離に受話器を近づけなければ、電話からの⾳声が聞こえません。 軽度の⽅は、補聴器を装⽤せずに受話器を密着させた⽅が聞きやすい場合があります。

タイプ別の注意点

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⽿あな型補聴器の場合

受話器を普通に⽿にあててご使⽤ください。
もし、ピーピーというハウリングが起きる場合は、受話器の向きを変えるなどしてください。

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⽿かけ型補聴器の場合

⽿かけ型補聴器の場合は、普通に⽿にあてても⾳が補聴器に⼊らないので、よく聞こえません。
補聴器の上部にマイクがありますので、この部分に受話器を上にずらして近づけるようにしましょう。

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ポケット型補聴器の場合

補聴器を受話器の近くに持っていき、マイクに近づけるようにしましょう。
受話器を逆⼿に持つなど、少し⼯夫が必要です