補聴器の仕組みと種類

  1. 補聴器について知る【仕組みと種類】

補聴器の仕組み

補聴器は、基本的に小型増幅装置であり、構成部品は下記のとおりです。

  • ・マイクロホン(マイク)
  • ・増幅器 (現在、ほとんどの補聴器がデジタル信号処理を採用)
  • ・小型拡声器 (レシーバー)
  • ・アクリル製またはシリコン製のオーダーメイドのイヤモールド
    またはオーダーメイド補聴器用個人毎のシェル
  • ・電池

補聴器の種類

補聴器は器種ごとに対応できる「聞こえ」の範囲があります。
ご自分の聴力にあった器種選びが大切です。

あなたの聞こえの症状は?

軽度難聴

小さな声や遠くの声が聞こえない

普通の会話には不自由しないが、
多少聞きとりが困難になり、
小さな声や遠くの声が聞きとりにくくなる。

中等度難聴

普通の声が聞こえない

1m離れると大きな声しか聞きとれない。
会議などではやや聞きとりが困難になる。

高度難聴

大きな声が聞こえない

40cm以上離れると会話がわからない。
耳元の大きな声なら聞きとれる。

耳あな型

お客様の耳の形に合わせて作る、オーダーメードタイプです。聴力に合わせて3つの形があります。

マイクロカナルタイプ(CICタイプ)

目立たない超小型タイプで、軽度から中度の難聴の方に適しています。

カナルタイプ

スタンダードタイプで、扱いやすく人気のタイプです。

フルサイズタイプ(コンチャタイプ)

強い増幅が可能で、高度の難聴の方に適しています。

長所
  • ●形が小さく、つけていても目立ちにくい。
  • ●音を集めるマイクが耳あなの所にあり、違和感の少ない聞こえが得られる。
  • ●耳の形状と聞こえの程度に合わせてオーダーメイドが可能。
短所
  • ●形が小さく、電池の交換などの取扱いに慣れるまで練習が必要。
  • ●聞こえの程度により大型になる場合がある。
  • ●本体そのものを耳あなに入れるので、耳アカ除去などのお手入れをしっかりする必要がある。
  • ●パワーに限界があり、高度難聴には不向き。

耳かけ型

本体を耳の後ろにかけて使用し、音がチューブを通って送られる補聴器です。

長所
  • ●手ごろな大きさで扱いやすい。
  • ●種類や機能も豊富で、軽度難聴の方から中等度や高度の難聴の方まで幅広く対応することが可能。
短所
  • ●耳の後ろは汗をかきやすく、補聴器は汗が苦手なのでお手入れをしっかりする必要がある。
    (防水タイプが主流になってきています)
  • ●男性の場合は、人目につきやすい。

RIC型

補聴器本体からレシーバを分離させることで、高音質と小型化を実現しました。

長所
  • ●聞こえにくい音を補いながら、通気孔からも自然音が入るため、嫌な閉塞感が少ない。
  • ●形が小さく、つけていても目立ちにくい。
  • ●レシーバや耳せんを交換することで、軽度~高度まで幅広い聴力に対応することができる。
短所
  • ●耳の後ろは汗をかきやすく、補聴器は汗が苦手なのでお手入れをしっかりする必要がある。
    (防水タイプが主流になってきています)
  • ●耳せんやレシーバ部分に耳あかなどがつまりやすいので、こまめなお手入れが必要。

ポケット型

補聴器をポケット等に入れ、コードでつながったイヤホンを耳に入れて使用します。

長所
  • ●本体の操作が見ながらできる。
  • ●本体が大きく無くしにくい。
  • ●補聴器を点検や修理に預けている間の予備に便利。
  • ●価格がお手軽。
短所
  • ●服装や場面によっては持ち運びに不便な場合がある。
  • ●イヤホンのコードが邪魔になる。